どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

本を読んで、疑問を解消しよう。

なぜ夫は家事をしてくれないのかとイライラしてしまったら読む本。『人間関係をしなやかにするたった1つのルール』

朝7時前。
そろそろ子供たちが起きてくるなーと思いながら朝食の準備をしていた私はイライラしていました。
 
ソファーの上には乾燥機から回収した、たたまれていない洗濯物の山。
机の上にはまだ書かれていない保育園の連絡帳。
そして、今日は保育園にエプロンと三角巾を持っていかなければならないって言ってたっけ。
その準備もしなければ。
 
そんな状況のリビングで、夫は「朝食の準備まだ?」といいたげにこちらの様子をみると、スマートフォンいじり始めました。
 
なんでこんなに家族のやることが山積みなのに、自分のことをするんだろう。
夫に期待して、イライラしている自分のために読みました。

 

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

 

 

 

本書について

本書は選択理論について書かれた本です。
著者の渡辺奈津子さんはカウンセラー。
本書の「はじめに」によると、この本は人間関係の解説書であるとのこと。
  • 人間関係の中で感じる不快なモヤモヤの理由が理解できるようになり、
  • 自分自身の操縦ができるようになる
とのことです。

3つのキーワード

本書を読んで大切だと思った3つのキーワードについてメモしておきます。
  1. 外的コントロール
  2. 選択理論
  3. 上質世界
 

外的コントロールと選択理論

外的コントロールとは「人自分の期待通りにコントロールしようとする考え方」です。
私が夫に「どうしたら家事をやってもらえるか」と思うことは、この「外的コントロール」にあたるわけです。
私が夫にどうしたら家事をやってもらえるかと言うのはこの外的コントロールにあたるわけです。
 一方の選択理論では、
  • 私たちは内側から動機づけられており
  • 自分の願っている物を手に入れるために行動している
  • だから自分は他人からコントロールされているわけではないし、
  • 相手も思うようにコントロールすることができない
ということになります。
このように考えることで、他人や状況に振り回されることが少なくなるとのことです。
  • 相手の意見を変える
のではなくてお互いの違いを話し合ってより
  • 良い関係を作る方向
にエネルギーを注ぐことができます。
 

外的コントロールの背後には……

外的コントロールの背後には、「私は正しい、相手や間違っている。だから私の思う通りにコントロールしよう」と言う思いが隠れています。
そうですね、夫は家事をすべきと思っているときには、
「家族の仕事があるときには家族の仕事をすべき」
という考えがあり、それが正しいと思っていました。
相手も思うようにコントロールすることができない このように考えることで、他人や状況に振り回されることが少なくなるとのことです。 
こんな時にやってはいけない7つの習慣が、
  1. 文句を言う
  2. 脅す
  3. 責める
  4. 罰を与える
  5. 批判する
  6. 褒美で釣る
  7. ガミガミいう
頭文字をとって、「門を押せば悲報が」とのこと。
この辺まで読んだあたりで、夫だけではなく、子供に対しても外的コントロール的接し方をしているなと気づかされました。
「〇〇しなかったら〇〇できないよ」
「〇〇したら〇〇してあげるよ」
言いがちです。
逆に選択理論を適用している人の考えは、
  1. 耳を傾ける
  2. 励ます
  3. 尊敬する
  4. 受け入れる
  5. 違いを交渉する
  6. 信頼する
  7. 支援する
とのこと。
キーワードは「私は自分だけを変えることができる」。
 

基本的欲求

選択理論では、「人間は内側から動機づけられており……」
と考えられていますが、この動議付けとはなんでしょう。
この動機付けのエンジンを基本的欲求と呼ぶそうです。 
基本的欲求には
  1. 愛・所属の欲求
  2. 力・価値の欲求
  3. 自由の欲求
  4. 楽しみの欲求
  5. 生存の欲求
の5種類があるそうです。
本の中にあるチェックリストで、自分がどの欲求が強いか確かめることができます。
私は2・3の欲求が強いそうです。
力の欲求が強いと相手を外的コントロールしがちになってしまうとのことです。
相手を外的コントロールしないように、特に気をつけなければいけません。
 

自分だけの理想のアルバム=上質世界

選択理論では、私たちは脳の中に自分にとって気持ちの良いものや心地よいものをストックしていくおく場所があると考えるとのこと。
自分にとって気持ちの良いイメージ写真を貼っておくアルバムのようなところを上質世界と呼びます。
上質世界には
  • 自分の愛する人チーム
  • 願っている評価や価値を感じられる状態
  • 自由を感じられる状況
  • 自分の興味や関心のあること、ワクワクすること
  • 自分が安全や安心を得られる状況
の写真が貼られています。
印象的だったのは人の上質世界を大切にしなければいけないと言うこと。
 
それでは、窮屈になったり、我慢したりしなければいけないのでは?
自分の上質世界や基本的欲求を満たすために、相手に何かをして欲しい時どうすれば良いのでしょうか。
それが相手の基本的欲求や上質世界と一致しない場合、我慢しなければいけないのでしょうか。
 
そうではなくて、相手に選択肢の1つとしてリクエストする。
ここが人間関係をしなやかにする極意と感じました。
なんで家事をやってくれないんだろうとイライラしている場合、
  • 夫が家事をすることを選択肢の1つとしてリクエストする。
  • またそれが断られたとしても、「ラジオ局にリクエストした曲が流されなかった」位の気持ちでボツを受け入れる。
(このラジオへのリクエストの例え、本文からの引用です。良いですね。)
ここでリクエストを受けて出てくれるかどうか。
これは相手の上質世界のアルバムに、自分が入るかどうかが鍵になるとの事でした。
 
相手に期待を押し付けて、外的コントロールしようとしてしまうのは、相手を尊重できていない自分がいるからだと気づかされました。
家族とか、仕事の上司とか、親戚とか、身近な人との人間関係でもやっとしたときにお勧めの本です。

 

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

 

 

アイディア出しのスイッチになる本。『アイディア・スイッチ』。

あるときに、ふと良いアイデアが思いつくことがあります。
一方で、どんなによいアイディアが欲しいと思っても、全く良いアイディアが浮かばないこともあります。
どこかにアイディアを次々と生み出す発想のスイッチがあれば便利なのに。
本書はアイディアのスイッチを押してくれる本です。

 

アイデア・スイッチ

アイデア・スイッチ

 

 著者について

著者の石井力重さんはアイディア創出支援の専門家。
産学官連携の創造性ツールの開発プロジェクトでプロジェクトリーダーを務める他、アイディア創出支援ツールの企画製品化などの豊富な実績を持つそうです。
 

アイディアとは何か

多くの本ではアイディアを「既存の要素の新しい組み合わせ」と表現しているそうです。
これを読んで私は意外に思いました。
アイディアって、全く新しいものと言うイメージだったからです。
アイディアはすでにあるものの組み合わせで良いんだ。
そう思うと、アイディアを考え出す事のハードルが少し下がる気がします。
石井さん曰く、アイディアを考えだすこととは、
「既存の要素をたくさん集め、シャッフルし、新しい組み合わせを作る」
ことであり、
  • 既存の要素をたくさん集めることと
  • 新しい組み合わせを作り出す
と言う2つの努力が必要なことがわかります。
 

既存の要素

既存の要素とは自分の頭の中にある知識とか情報等のことです。
だから何もない状態でアイディアを出そうとすると、頭の中にいかにたくさんの知見があるかに左右されてしまうことになります。
本書は、アイディアの材料をたくさん、しかもクオリティーの高いものを短時間で手に入れる方法を紹介しています。
本書の書かれていた材料の集め方について、簡単に紹介します。
 

既存の要素の集め方

本文にはこれらの材料をどのように使うのかが詳細に書いてあります。
 

発想のトリガーとなるもの

実際にアイディアを発送するときのヒントとなるフレームワークが紹介されています。
すぐに使えるものばかり。
リンク先にもやり方があります。
  • Scamper(どちらかと言うと文系的問題向いている)
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0804/15/news007.html
  • USITオペレーター(どちらかと言うと理系的問題に向いている)
  • 6観点リスト(人、物、プロセス、環境、意味・価値、五感で認識するもの)
  • 12変化リスト
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0907/21/news043_4.html
  • 智慧カード
https://ideaplant.jp/products/chiecard3/
  • エクスカーション(動物バージョンであれば動物の名前を10個浮かべ各動物の特徴を10個浮かべそれらとテーマを組み合わせてアイデアを作り出す。職業バージョン・場所バージョンもある。)

100円ショップのアイテムで作る発想ツールの紹介

アイディアを出す時に、紙、鉛筆、パソコン意外なものを使って気軽にアイディア出しをしようという発想ツールが紹介されています。
例えば辞書+サイコロ。
何らかのルールを決めてサイコロでランダムに、辞書から単語を拾います。
計三つの単語を拾います。
その三つの単語を掛け合わせてその意味からアイディアを出していきます。
その他、
マインドマップとマンダラートを組み合わせた蜂の巣ノート
・SCAMPERをしやすくするSCAMPERノート
・エクスカーションのために、動物・職業・場所、三つのフォルダーに画像を保存したものを準備する(その場で検索するのではなくて画像のみが保存されたデータを準備しておくことが鍵)
・最小限のブレーンストーミングの進め方ガイドが書かれたミニホワイトボード
・6 W 3 H シート( How much  whom   why  How many What Who Where How When)
が紹介されています。
 

ブレインストーミングの四つのルール

・判断遅延 批判禁止
・突飛さ歓迎 思考の多様性を担保
・質より量 出し尽くしてからあと10個
・他の人に便乗 少し違えば別のアイディア
この中でも「判断遅延」人の考えを批判しないこと、これが最も大切なルールであるとのことです。
そう、これわかってはいるけれど、こんな考えたら馬鹿にされるんじゃないかなって言う恐れを打ち破って、アイディアを出す割り切りや、空気を作ることがなかなか難しいですね。
と突飛なアイディアを歓迎することや質より量、他の人への便乗と言うルールも空気作りに役に立ってくれそうだと感じました。
 

革新的なアイディア創造法

新しい規格のコアとか、特に斬新なアイディアが欲しいとき、お勧めの方法。
いずれも検索すると、概要が描かれています。
・531ストレンジ
・9windows(TRIZ)
・エクストリームゴール
・TRIZ理想解
この三つは以下で紹介されています。
 
印象に残ったのは、アイディアは既存の要素の組み合わせであること、とにかくたくさん出さなければいけないと言うこと。
評価を恐れて出し渋っている場合ではない、とにかく出せるだけ出すのだと言う意識に変わりました。
また、出し尽くしてからあと10個。
この域に到達してみたい。そう思いました。

 

アイデア・スイッチ

アイデア・スイッチ

 

 

どうしたら、賢い子に育つのだろう。『子供の頭脳を育てる食事』。

本書は子どもの頭脳を育てる栄養素についての情報を提供するためだけに書かれた。
 
そんな出だしから始まる本です。

 

子どもの頭脳を育てる食事 (角川oneテーマ21)

子どもの頭脳を育てる食事 (角川oneテーマ21)

 

 

本書は薬学博士の生田哲さんによる本です。
生田さんはがん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授に。帰国後はライフサイエンスを中心とする執筆活動を行っている方です。本書以外にも多くの著作があります。
 
こちらはHP
 
どんな頭脳が理想か
最初に脳の話が書かれています。 
脳の中には1,000億もの神経細胞が詰まっているそうです。
2歳以降、子供の脳内の神経細胞は増える事はありませんが、神経細胞神経細胞のつながりであるシナプスは増えていきます。
劇的に。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳内にある1個の神経細胞は、他の2500の神経細胞とつながりシナプスを形成します。
脳の中には1,000億もの神経細胞が詰まっているそうです。 
2~3歳になると、生まれた時は2,500だっだつながりが3万にもなるそうです。
(脳の中全体としては1,000億× 30,000 = 3,000兆個)
学習したすべての情報は、このシナプスに蓄えられていくつかの関連するシナプスがグループになって回路を作っています。
そして学習を繰り返すことによってつながりと回路が強化されていきます。
 
良い頭脳って何?~学習した情報はどのように伝わっていくのか~
情報は電気シグナルとなって脳内を伝わっていきます。
情報は常に
  • 電気シグナル
と言う形なわけではなくて
  • 電気シグナルと言う形から
  • 伝達物質という形
になっで神経細胞に伝わります。
また、
  • 伝達物質という形から
  • 電気シグナルと言う形
になってまた別の神経細胞に伝わっていきます。
このシステムが適切に働いているのが理想的な頭脳と言うことになるかと思います。
 
頭脳を作る栄養素
まず、直接的に、頭脳を作る栄養素として
紹介されています。
また情報を運ぶ伝達物質はアミノ酸から作られるのですが、アミノ酸を伝達物質に変化させるのには酵素が使われます。
しかし酵素はビタミンとミネラルがなければ力を発揮することができません。
つまり伝達物質を作るためにビタミンとミネラルが必要となります。
 
脂肪
オメガ6を少なめにオメガ3を多めに取ります。
最近ではオメガ3がいいと言うのはすっかり常識になってきましたね。
オメガ6の代表はコーン油、大豆油、べに花油、ひまわり油などの植物油。
オリーブオイルはオメガ9で、
オメガ3の代表はαリノレン酸EPADHAです。
Αリノレン酸はシソ油、アマニ油、含まれます
(100グラム当たり55グラム)
EPADHAは、サバ、マグロ脂身、キンキ、マイワシなどに多く含まれます
(可食部100グラムあたり、それぞれ1から3グラム)
本書のオススメは週に3回青魚をとること。
3回ですか! 全然取れてないですね。
 
リン脂質
燐脂質は脳の神経細胞はもちろん人体の全ての細胞の膜を形成する主成分だそうです。
また、演出は絶縁の役割をすることで脳内の電気シグナルの漏電を防ぐ役割もあるそうです。
燐脂質は魚介類、鶏卵、物、大豆にレシチンとして豊富に含まれています。
 
タンパク質
伝達物質の材料であるアミノ酸も重要。
タンパク質は銀杏でアミノ酸に分解されます。このアミノ酸が脳に運ばれて伝達部室に変換されます。
良質のタンパク質は、肉類、魚介類、とうもろこし、豆腐、豆類、牛乳、チーズなどの乳製品に多く含まれています。
 
ビタミンとミネラル
挙げられていた栄養素とそれが含まれる食物をメモしておきます。
  • ビタミンB1 豚肉、玄米、のり、たらこ、未精製の植物
  • ナイアシン 魚介類、未精製の植物
  • パントテン酸 肉類、魚介類、未精製の植物
  • ビタミンB6 未加工・未精製の植物、魚介類、バナナ、プルーン
  • 葉酸 ほうれん草、葉野菜、レバー、大豆、チーズ
  • ビタミンB12 肉類、魚貝類、鶏卵、レバー、いくら、うに
  • ビタミンC いちご、柑橘類
  • マグネシウム 緑色の早際、ナッツ類、種子、
  • カルシウム 魚介類、海藻類、乳製品
  • 鉄 赤身の肉、赤身の魚
  • 亜鉛 かき、ナッツ類、種子
 
糖について
糖の理想はスローカーボ。
子供の脳にゆっくり、長く、ブドウ糖を安定供給するのがベストだそうです。
具体的にはGI値の低い食品がオススメとのこと。
パンなら全粒ライ麦パン。
ご飯なら玄米。
 
あまりとらない方が良いもの
カフェイン、合成着色料、精製された砂糖、トランス脂肪酸
 
親としての最大の任務ってなんだろう。
子供が大きくなってくると、子供は家の外で多くを学んでいきます。
そしていずれは家族の外へ旅立っていきます。
子供は社会からの預かりもの。
そんな考え方がしっくりくるようになるのかもしれません。
今私にできる事のひとつが、おいしいご飯を用意すること。
頭脳を作る栄養素のことも意識しなければと思いました。ラスト著者の言葉の引用です。
 
子供の脳の大枠は、遺伝子に従って作られるが、遺伝子が全てを決めるのではない。子供なのはあなたが毎日食べさせる食べ物、子供が学んだことや経験によって変わり続ける。
……だから、親としてあなたの最大の任務は、子供の学習能力を高めるのに必要な最適な栄養素を提供することに尽きる。

 

 

子どもの頭脳を育てる食事 (角川oneテーマ21)

子どもの頭脳を育てる食事 (角川oneテーマ21)