高村友也さんの「自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ 」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
誰にも文句を言われず好きなだけ寝ていられる。時間を気にせず好きなことができる。10万円で小屋を作ってベーシックに暮らす(Bライフ)までの試行錯誤。雑木林に土地を買い、手工具で小屋を建て、水や電気、トイレ等の生活設備を整える。地元の人の反応や野生動物との出会いも。文庫化にあたり薪ストーブの楽しみについても追記。小屋ブームの一端を担った本。
内容のメモと一言感想
ガチで土地を買い、自分1人で家をたてて住むお話。
不動産の話とか、税金の話とか、 あと、トイレの話とか非常に現実的なお話が書かれていて、実際的。
Bライフはごく少人数の人が分散して実施するから成り立つのであって、日本国民全員がBライフを送るようになったら、、、という話が、Bライフを実践されている高橋さん自身が語るのところに深さを感じました。
自由
一番印象に残ったのは、Bライフをする理由として、これを口にするのはちょっと恥ずかしいんだけと、という感じで「自由」が語られるところ。
ここまでの睡眠の自由を手にしている人は、世の中に何人いるだろう。
睡眠時間が短いことに比べれば、睡眠時間がながい方が体に良いことはわかっているけど、自由な睡眠は本当はそれを上回るのかもしれない。実現している人が少ないからエビデンスがないだけだったりして。
歴史でいうと、縄文時代、ドラえもんの長編だと日本誕生などにワクワクするのは、原始的生活、何もかも自分で決めて作れることのあこがれがあるからかな、と思いました。
おすすめ度 ★★★
問題はインフラをどう考えるかかな、、、などと、山の中での一人暮らしへの妄想が広がる本。