伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」を読みました。
内容・あらすじ
一般人であるはずの元教師主人公「鈴木」は、奥さんをなくします。
原因は車の事故。
その後、寺崎という名の馬鹿息子が、酔っ払った上、遊び半分で多くのひき逃げ事故を起こしていることを知ります。
鈴木は復讐の果たすために闇の世界に入ります。
そこで鈴木は寺崎の息子を「押して」殺す「押し屋」を目撃します。
業界で暗躍する「押し屋」、人を自殺に追い込む自殺屋「鯨」、殺し屋「蝉」、そしてそこに素人の鈴木が迷い込み、物語は次々に展開していきます。
原因は車の事故。
その後、寺崎という名の馬鹿息子が、酔っ払った上、遊び半分で多くのひき逃げ事故を起こしていることを知ります。
鈴木は復讐の果たすために闇の世界に入ります。
そこで鈴木は寺崎の息子を「押して」殺す「押し屋」を目撃します。
業界で暗躍する「押し屋」、人を自殺に追い込む自殺屋「鯨」、殺し屋「蝉」、そしてそこに素人の鈴木が迷い込み、物語は次々に展開していきます。
感想
殺し屋がたくさん登場するけど、どこかハードボイルドではない
主人公の鈴木のしろうとっぷりが、
殺し屋たちの淡々とした仕事ぶりが、
いわゆるハードボイルド小説とは一線を介した日常ぽさのあるユーモアある雰囲気を作り出しています。
どうしてか、そんな、残酷なことにはならないだろうなという安心感がありました。
殺し屋たちの淡々とした仕事ぶりが、
いわゆるハードボイルド小説とは一線を介した日常ぽさのあるユーモアある雰囲気を作り出しています。
どうしてか、そんな、残酷なことにはならないだろうなという安心感がありました。
殺し屋たちと、奥さんと子供たちのバックグラウンド
押し屋の奥さんと子供たちが登場するシーンは最もほのぼのします。
しかし、物語の最後で、彼らもかなりあちらがわの人間であることが明かされます。
主人公の鈴木以外は、なぜ、彼ら彼女らが闇の世界に足を踏み入れてしまったのかが気になりました。特にこどもたち。
しかし、物語の最後で、彼らもかなりあちらがわの人間であることが明かされます。
主人公の鈴木以外は、なぜ、彼ら彼女らが闇の世界に足を踏み入れてしまったのかが気になりました。特にこどもたち。
押し屋と、その家族のキャラクターに魅力を感じました。
次作も読みたくなりました。
次作も読みたくなりました。
おすすめ度★★★★
不思議なパワーで最後まで一気に読みました。
続いて、3連作読んでみようと思います。
続いて、3連作読んでみようと思います。