どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

東村アキコさんの「かくかくしかじか」を読みました。

東村アキコさんの「かくかくしかじか」を読みました。 

かくかくしかじか 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

かくかくしかじか 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

内容・あらすじ

本書は東村アキコ先生の自伝的コミックス。
著者の高校時代から、漫画家として成功するまでの道のり、その間の恩師である日高先生との関係がつづられています。

感想

涙なしには読めない、青春物語

日高先生にささげられたコミックス。
強烈な個性をもつキャラクターとして描かれた日高先生への深い感謝の意と愛情を感じました。
著者がせっかく入った大学で、だらしなく過ごしてしまう様子、そこに加わるモノローグのやるせなさがなんともいえません。

東村アキコ先生ファン必読

なぜ著者がまんがかとして成功されているのか、その原点が垣間見える気がする作品。
もしかしたら、故郷で美術や絵の先生として活躍されていたかもしれない主人公。
幼いころから本当に漫画好きだった主人公。
いろいろな過去のアキコ先生の姿に、今日のベースを感じます。
そして、やはり天才的な笑いのセンスの良さを感じました。

おすすめ度★★★★★

青春読み物として面白く、いろいろな選択肢のある人生を悩みながら選んでいく言葉にできないやるせなさが描かれた、余韻のある作品。
おすすめです。