東村アキコさんの「東京タラレバ娘 シーズン２（１）～（２）」を読みました。
あらすじ・内容
「タラレバ言ってたら時代が変わってしまった」廣田令菜30歳、フリーター。夢や人生の目標もなく、彼氏も好きな人すらいない日々を送っていたけど…年号と共に変わろうと、夢を探して奮闘することに！ 令和を生きる現代女子の夢とリアルを描く、大人気作の新シリーズ！！（Amazon内容紹介より）
感想
待ってました！
アラサーの女子のリアルをコミカルに、しかし真に迫りつつ描く、たらればシリーズ最新作。
前作シーズン１は、東村先生のその時代の人間観察の上手さとコミカルな表現力がマッチした名作でした。
本シリーズも期待しています。
そして、期待を裏切らない感じです。
新たな等身大の主人公～今どきのアラサーの生態を知る
前作の主人公たちの動向も気になるところではありますが、本作の主人公は前作と一転。
新キャラクターが主人公です。
今回の主人公は、2020年現在30歳の令菜ちゃん。
彼女は、前作の主人公たちより10歳若い。
10歳違うので、彼女は前作の主人公たち3人とはまた別の価値観を持っています。
仕事命って感じでもなくて、恋愛にもそれほど力が入らない感じ。
なるほどこれが現代のアラサーの等身大の姿か……と勉強になります。
著者は、実際その年代のアシスタントさんをモデルにしているとのことで、リアルです。
一括りに独身の女性と言っても、２０１０年の３０歳と、２０２０年の３０歳では価値観は結構違うなと勉強になります。
最近の若い子（アラサー）って何考えてるかわからないわ、と思う方におすすめです。
新たな主人公の価値観や幸せとは何か
話が進むにつれて見えてくる、彼女の価値観や、彼女が見つける幸せ、オチはどうなるのかとても楽しみです。
おすすめ度 ★★★★★
期待も込めて。
