住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」を読みました。
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
感想
コミュニケーションが苦手な僕と、同じクラスの活発な女の子と
気持ちよく自分のペースで、話や物事を進めていく彼女。
めんどくさそうに、あくまで乗り気な様子は見せずに、上手に引っ張られていく彼。
この取り合わせは良いですね。なんとなく、ノルウェーの森がよぎりました。
衝撃のラスト
きれいに裏切られました。そうきたか。
共病文庫
残された共病文庫は涙無しには読めません。
もし自分が近いうちに死ぬとわかったら、やはり何か書き物を残さずにはいられないなと思いました。
共病文庫。
病気と共にあるという、病気の存在を認め、むしろ受け入れたかに見える潔いタイトルが素敵です。
おすすめ度 ★★★★
ライトノベル風わかりやすさ。読みやすく、素直に面白いです。