どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

秀島史香さんの「いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則」を読みました。~前向きな会話のTIPが詰まった本

秀島史香さんの「いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則」を読みました。

 

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則
 

概要

本書はDJの英島史香さんによる会話のコツが書かれた本です。
タイトル通り、42個の小さなコツが描かれており、どこから読んでもオーケーとのこと。
42個の知恵の中には、きっと、何かはっとさせるものがあるはず?
 

内容のメモと感想

「でも」を使わない
相手の言葉に対して、「でも」で返さない。
とにかくまずは肯定で受ける。はい、とか、そうですね、とか。
これはなかなかはっとさせられました。
でもってつい使ってしまうんですよね。
自分では簡単に言ってしまう言葉ですが、言われる立場からすると結構な「否定の空気」として伝わる。
まずは肯定形で受けることを心がけたいと思いました。

自分の声が嫌いだと思っている人は録音して自分の声を聞いて自分の声のどこが嫌いなのかを考える

確かに言われてみるまで自分の声があまり好きではないなと言う気持ちはあるもののどこが嫌いなのかを考えた事はありませんでした。
どこが嫌いなのかが分からなければ改善もしようがありませんものね。

話に詰まったときにはそもそもに立ち返る

何を話せばいいのかわからなかったときには相手の気持ちを考える。
自分が何を話したいかでは無い。相手が何を話したいか。
ホスピタリティー精神。

自分なりの切り口

一般論や単なる情報ではなくてそれに対して自分なりの切り口を持つ。
ときには辛口も好し(愛情があれば)。
この辺先日読んだ野口さんの雑談本の考え方とも共通するなと感じました。

そうやって会話をしていると当然失敗することもある

しまった相手を傷つけることを言ってしまったなと言う時は謝る。
もやもやを抱えたままにしない。
失敗は当然ある。
フォローをどうするかの問題。

改善あるのみ

本書を読んでいて心地良かったのは、著者の秀島さんがいろいろな失敗経験を書いてくださっていること。
そして、その失敗経験を前向きにとらえて、自分なりに工夫を重ねて、会話上手な方になられた過程を書いてくださっていることです。
コミュニケーションでの失敗は誰にでもあること。
それを失敗で終わらせてしまうか、次により良い会話を作る材料にするかは自分次第。
失敗してしまった時こそチャンス。
痛いけれど、失敗に目を背けずに失敗を分析して、次につなげる人こそが一歩前に出られるんだなと感じさせられる本でした。

おすすめ度★★★★

とても読みやすい本でした。
本全体を通じて感じられる著者のの前向きさが心地よかったです。

 

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則