どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

野口敏さんの「マジで会話が苦手でも楽しい人になれる本」を読みました。~脱無難な会話。でも、面白い話はしなくてよい。

野口敏さんの「マジで会話が苦手でも、楽しい人になれる本」を読みました。

 

概要

本書は話し方教室を主宰されている野口さんによる本です。
会話をするときに面白い話はいらない。
役に立つ話もいらない。
自分の弱いところを見せても良い。
盛り上がらなくちゃと言うプレッシャーを感じなくても良い。
などなど会話が苦手な人の固定観念を覆すような教えがたくさん詰まった本です。

内容のメモと感想

固定観念のせいで余計つまらない人になっている

面白い話をしなくちゃいけない、有益な情報を話さなくてはいけない、盛り上がらなくなくてはいけない。
そういう固定観念のせいで、ますます会話下手になっていることに気づかされます。
固定観念に囚われて、一般論だったり、そんなの知ってるよって言う情報話したり、無難な発言ばかりしがちな方は、もっと感じたことを素直に話せるようになるとそれだけで面白い人になれるとのこと。
話すのが下手な人は相手の相槌を待てない人
話すのが下手な人は自分の話を早く終えたいと言う気持ちになりがち。
著者の野口さんに言わせれば、自分の話を聞いてもらえると言うありがたいチャンスにそのような気持ちになる事はもったいないとのこと。
自分が話しているときに、相手の様子を見ながら相槌を持って話すことで、もし相手が興味がなさそうなら早く切り上げればいいし、相槌に応じて話せばもっと気持ちよく話せるとのこと。
大勢の前で話す時、あー早くこの時が終わってしまえばいいのに、と相手の相槌も気にせず話しがちです。
複数人で話すとき、特に意識してみたいと思いました。
自分が聞き手の時の反応を良くする
相手が何を話したいのかを考える。相手が話したいところに上手に突っ込む。相手が気持ちよく楽しく話せるような気配りをする。
聞き手のときも、話し手の時も、相手を楽しませるホスピタリティが大事。 

おすすめ度★★★★★

何冊か話し方や雑談の本を読んでみましたが、本書は特に本質的な点が書かれていると感じました。
無理に面白い話をする必要は無い、自分の素直な感情を表現するだけで面白い。相手の話したいところを上手に聞く。not 無難。響きました。
日々のちょっとした会話を、ひとつひとつより味わい深いものにできれば、人生がよりたのしくなりそうだなと感じさせてくれる本でした。雑談が苦手な方にオススメの本です。