2021年3月に読んだ本のまとめです。
実用書
メモの魔力
メモ魔である前田さんのメモ術がまとめられた一冊。
鍵は、日々得られた気づきを、上位概念化して抽象化すること、そしてそれを他の何かに転用できる、そこまで考えられるかということ。
ノート日付、気づき、抽象化、転用の四つの区画に分けて使います。
これは是非真似してみたいなぁと思いました。
そして、ラストについている、自分自身への問いかけ1000問は圧巻です。
百質はよく見ますが千個までの質問はなかなかない!
超AI整理法
google lens というツールを初めて知りました。
クラウドがたくさん使えるようになった昨今、メモを整理する不要なものは捨てるという考えは廃れ、後から検索できるようなフックであるタグをいっぱい引っ掛けてただ取っておく、に変わりつつあること、共感です。
勝間式スローライフ
勝間さんの本は具体的にすぐに生活に取り入れられる知恵が紹介されているところが好きです。
本書を読んで、自宅のインターネット環境の整備、体組成計インボディ、オキュラスクエスト、良いキーボード(PFUのHHKB Professional、ハイブリッドタイプS)、You tube プレミアム、試してみたいなと思いました。
死にたいけど、トッポギは食べたい
自己肯定感が低い女性が、医師と話す会話を散文風にまとめたエッセイ。
感じたところがありのままに叙述されていて、そして、医師がそれを肯定するカウンセリングの様子が描かれていて、こんなことを感じてはいけないと否定することはないんだ、ありのままでいいんだ、そんなところが感じられる作品。
小説
- 大沼 紀子さんの真夜中のパン屋さんシリーズ
- 住滝 良さん、藤本ひとみさんの、探偵チームKZ事件ノート カレンダー吸血鬼は知っている
- 藤本ひとみさんのオデパンシリーズ
- 鳩見すたさんのなるほどフォカッチャシリーズ
を読みました。
大沼 紀子さんの真夜中のパン屋さんシリーズ
大沼 紀子さんの真夜中のパン屋さんシリーズを読みました。
パン屋さんというふんわりしたタイトルとはうらはらに、各キャラクターはヘビーな過去をもっていて、日常な謎ものでありながら、少しシリアスな雰囲気もある作品。
予想は裏切られましたが、よかったです。
住滝 良さん、藤本ひとみさんの、探偵チームKZ事件ノート カレンダー吸血鬼は知っている
昔読んでいたことがあり、KZシリーズの新刊、つい読んでしまいます。
昨今の社会の動きをうけ、バージョンアップしたKZを、今回も楽しみました。
この昔のキャラがキャラは変わらず現代に生きている感、ガラスの仮面的でちょっとタイムトラベル感。
藤本ひとみさんのオデパンシリーズ
未読だった藤本ひとみさんの本、最近kindleになっているのをみかけ、さらりと読みました。こちらはバブリーな雰囲気ただよい、逆にかえって新鮮でした。
こんな価値観があった時代もあったんだな。。。
鳩見すたさんのなるほどフォカッチャシリーズ
こちらは真夜中のパン屋さんシリーズに比べると、タイトル通りふんわり。
いわゆる日常の謎もので、こまごました、微妙な心理描写が、なかなか面白かったです。
私的には、4月に読んでいるアリクイシリーズの方が好きかな。
マンガ
ミステリーというなかれ
BASARAで有名な田村由美さんの新シリーズ。
探偵役である主人公整くん。謎解きはもちろん、ときたま女性目線の鋭い一言を放ちます。これはよい作品と出会えました。
さんかく窓の外側は夜
ほんわかとBLの雰囲気ただよう、霊感ミステリ。
心霊ものてありながら怖くはないのは、親子関係や人間の負の感情などの心理描写に焦点があてられるからでしょうか。
こちらも、面白かったです。
女の園の星・君に夢中さ
安野モヨコさんも、東村アキコさんも、独特のギャグのセンスがあるよな、といつもほれぼれしますが、また、新たに天才的なセンスの漫画家さんに出会ってしまいました。
ギャグなのか、シリアスなのかわからない、まさに漫画でしか描けない雰囲気、そして、実際学生のときってこういうシリアスな感じのずれが確かにあるよな、と思えます。
夢中さ、君に、はギャグではないのですが、シリアスさと独特のずれが、ユーモアを生み出しています。
振り返り
3月のベスト本はメモの魔力でした。
メモの取り方は今すぐ真似してみたいと思い、自分を知るための1000個の質問は数か月、一年かけて、やってみてもよいかもしれないと思えました。