2021年1月に読んだ本のまとめです。
実用書
習慣が10割
1月らしく、新しい習慣を身につけたいなと思って読みました。
普通の人がちょっと秀でるには、誰にでもできることを誰にもできないまでつみかさねること。この言葉、印象に残りました。
英語の勉強・VBAの勉強・ペン習字を細々と続けています。続けることの力を信じる気持ちになりました。
佐々木さん、自分の時間がないんです
仕事、家事、育児に追われ、ちょこちょことやることがいっぱいあって、なぜかいつも自分の時間がありません。
そんなこんなでタスク管理に興味を持ち始め、佐々木さんの本を数々手に取っています。
「佐々木さん、自分の時間がないんです」はそもそも自分の時間って何でしょう。その回答はないけれど、ヒントが書かれた本。そもそも自分の時間があるとはどういう状態なのか、考えさせられます。
佐々木さん、記録って何の役に立つんですか?
たすくまというタスクシュートアプリを使ってます。計画を立てるのではなく、ログベースで考える。
本の締め切りに遅れたことがない佐々木さんに「ログからはじめる」その考え方をきくという趣旨の本。
計画をたてるのではなくログベースというなかなか腹落ちしない概念、佐々木さんに語られるとそもそも計画を立てることには無理があるのかもしれないと思えてきます。
佐々木さんの本、全部はまねできないけれど、いくつか/1冊のペースで、何かを取り入れています。
マインドハックス勉強法 脳と心を味方につける
そしてもう一冊佐々木さんの本。
この本を読んで、iknow という英語の勉強のためのサービスを始めてみました。
忘却曲線に即して、間違えた単語を復習させてくれるという科学的根拠に基づくアプリ。大学受験のとき使いたかった。
中学受験をしようとおもったら読むマンガ
まさに中学受験をしようと思ったとき最初に読む本。
中学受験のパターンを概観してあってよかったです。
小説
2021年1月は、
- 村山由佳さんのおいコーことおいしいコーヒーの入れ方シリーズ、
-
八木沢里志さんの純喫茶トルンカシリーズ、森崎書店シリーズ、
- 坂木司さんの和菓子のアンシリーズ・ワーキングホリデーシリーズ、
- 伊予原新さんのリケジョ
を読みました。
村山由佳さんのおいしいコーヒーの入れ方シリーズ
ファーストシーズン10冊、セカンドシーズン9冊、全19冊のロングシリーズ。
甘々の初恋から始まるファーストシリーズで挫折しそうになり、セカンドシーズンで、天使の卵ばりのシリアスな展開になるとは夢にも思いませんでした。
セカンドシーズンこそが著者の真髄。むしろ、そこからが引き返せなくなりました。
八木沢里志さんの純喫茶トルンカシリーズ
谷根千を舞台とする喫茶店を舞台としたオムニバス。
どこかに傷をもつ主人公が再生する連作は、読みやすく癒されます。
八木沢里志さんの森崎書店シリーズ
トルンカが良かったので、引き続き八木沢さんの本を読みました。
本書は神田の古本屋を舞台とするお話。
(私的には森崎書店の方が好きでした。)
たこちゃん、おじさん、ももこさん、ともちゃんと、キャラがよかった。
坂木司さんの和菓子のアンシリーズ
和菓子とミステリーという何とも素敵なモチーフ。
主人公のアンも、アンが働く和菓子屋の店員さんも、みな個性あれども好感のもてるキャラ。
和菓子のうんちくを絡めたミステリーに惹かれるのはもちろんなのですが、現代にいきることで感じる、今ならではの苦しみや思いを抱える登場人物に、共感を覚えるところが多々あり、うまいなあと思いました。
坂木司さんブーム到来。
続けて、ホリデーシリーズを読みました。
本書の主人公は、元ヤンの配達員。
コロナ下、通販はますます存在意義を増し、配達、そして、配達員さんの存在が、生活の中で大きくなってきている気がします。
まず、そこをとらえるところ、センスがよいなあと感心させられます。
キャラクターも、その背景も、しっかり根付いていて、生き生きとしています。
このシリーズもよかった。
伊予原新さんリケジョ
主人公の物理系の女子はかなり理系。そのリケジョ度は、リケジョという軽い言葉よりずっとヘビー。
(物理は理系度が高いと思う)
主人公のバックグラウンドにかかわる最終話が良かったです。
坂木司さんの女子的生活
女子的な生活をする主人公は実は男子。
女子的生活をする男子だからこそいろいろなものが見えていて、ほんと名言が多い本でした。
今月読んだ本で一番のおすすめ本。
マンガ
逃げるは恥だが役に立つ 全11巻
気になっていた逃げ恥を大人読み。
家政婦→主婦だからこその、主婦業に対するビジネス的見方がスカッとします。
本書も現代ならではのテーマがうまく描かれていて、さすが話題本。
そもそもうちには芝生がない 6巻
アラフォーのリアルを超リアルに描く心底笑える、笑うしかない漫画。
あるあるに共感したり、え!? こんなことあるの? そうか、こんなこともあるのかもしれないなという、勉強にもなるシーンも。
九後45は一周回って追いかける
45歳独身の主人公が、恋人になりそう? ないい感じの人と出会いつつ、幼馴染みに今更目覚める。そして、そんな主人公をよそに幼馴染みはシングルマザーといい感じ。
という、もうほんと初めてみる展開に目が離せなくなっちゃいました。
たちばなかおるさんの漫画ほんとおもしろい。
振り返り
1月のベスト本は坂木司さんの女子的生活でした!
女が日々感じるモヤモヤを男性である女子がスカッと言語化する、気持ちの良い作品。
共感するな、と思えるシーンを見事に描かれています。
鉄板の逃げ恥、そして、アラフォーにぐっとくるたちばなかおるさんの作品も相変わらずさえてました!