大沼 紀子さんの「真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生」「真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫」「 真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
★☆☆★ 『真夜中のパン屋さん』<最新刊>第3弾★☆☆★
大人気“まよパン"シリーズ第3弾! 巻末には装画を担当する人気マンガ家、 山中ヒコさんによる『お楽しみページ』も特別に収録! ! ★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★
夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。 今回のお客様は、居候女子高生の希実につきまとう、少々変わった転校生。 彼が企む“計画"により、パン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。 重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾!!
内容のメモと一言感想
本書の主人公希実は、恋に飛び回り、こどもを見返ることをしない母、名付けてかっこうの母に育てられる。
そんなバックグラウンドをもつ希実の周りに現れるゲストたちもまた、家族にまつわるヘビーなバックグラウンドを持つ。
3巻のゲストは同級生の美作。
4巻のゲストは希実のいとこ。
5巻はついに希実の父を名乗る人物が登場。
どんどんと、希実自身の過去に迫る構成で、読みだしたらもう最後まで読まざるを得ません。
好きなところ
本来、バッシングされるような生き方をした希実の母が、本書ではただそういう生き方だったのだと、その生き方を否定せず描かれているところに優しさ、公平さを感じます。
おすすめ度 ★★★★
どんどん面白くなってきました。
ラスト一冊。とても、楽しみです。