村山 由佳さんの「彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
お互いの心が見えなくなって不安になったりもしたけれど、そんな気分をすべて洗い流したくてやってきた海辺の町・鴨川。思いきり海ではしゃいだその帰り、電車が不通になるというアクシデントが発生!「今夜は鴨川にいようか…」消え入るようなかれんの言葉の意味が、ようやく理解できた時、勝利は…。はじめての二人っきりの夜が始まる…
内容のメモと一言感想
印象に残ったところ
村山 由佳さんの本は星々の舟から入り、天使の卵シリーズを読み、本シリーズに至りました。
大人向け小説のシリアスさから一転、本書ではあまりに初々しい勝利とかれんの恋愛模様が描かれています。
本書は今から2021年現在から20年以上さかのぼる2000年ころはじまったシリーズです。
読んでいるとところどころ、時代を感じます。
そして、男子の妄想を具現化したかのようなかれんに対する違和感。その理由がわかり始めてきた気がします。
小説の舞台である20年位前と今とでは、男が求める女像、女が求める男像が変わってきていることを感じます。
それとも、かれんみたいな女の子が大好きな男の子は、今でも多いのかしら、と思いながら読んでいます。
おすすめ度 ★★★
少し読む目線が変わってきました。
24歳のかれんがお見合いをさせられたり、公衆電話での逢瀬だったり、ある意味時代小説感? も楽しんでいます。