佐川 光晴さんの「おれのおばさん」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
ある日突然、父の逮捕を知らされた陽介。父が横領した金を返済するため、陽介は都内の名門中学を退学し、母の姉が運営する札幌の児童養護施設、魴〓(ぼう)舎に入ることになる。急激な暮しの変化に当惑しながらも、パワフルなおばさんと個性豊かな仲間に囲まれて、陽介は“生きる”ことの本質を学んでゆく。ときに繊細で、たくましい少年たちの成長を描いた青春小説。第26回坪田譲治文学賞受賞作。
内容のメモと一言感想
印象に残ったところ
突然父が逮捕されるという劇的な展開。おばさんをはじめとする登場人物の強烈なキャラクター。
特にこの2点にひきつけら、ぐんぐん読んでしまった。面白かった。
その後、佐川さんの本を何冊も読み、北海道・劇団・屠殺などなど、物語の要所要所で出てくる土地や場面は、著者自身の体験に紐づいていることを知りました。
北海道の土地勘や、豚を肉に解体するシーンの臨場感、身近な劇団にハマる人、これらの臨場感は本物の体験に基づくものだったのだと納得した次第です。
おすすめ度 ★★★★★
物語に引き込まれ、ぼくに共感し、気が付くと読み終わっていました。
おれのおばさんシリーズ、読破します!