どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

ジョングレイさんのベストパートナーになるためにを読みました。~ベストパートナーは1日にして成らず。それなりの努力と時間をかけて作るもの

 

ジョングレイさんの「ベストパートナーになるために」を読みました。

 

 

概要

えっ男と女は違う星からやってきたの?
パートナーの本当の気持ちがわかり、“二人のもっといい関係づくり”の秘訣を何もかも教えてくれる究極の本です。(「BOOK」データベースより)

「男は火星から、女は金星からやってきた」の キャッチフレーズで
世界的大ベストセラーとなったJ・グレイ博士の記念碑的な代表作。

本書を手に取ったあなたは、
ページをくるのも、もどかしいほど
この本で説くアドバイスに夢中になるだろう。
男と女――愛には、この“かしこさ”が必要です。

★ 男の自信は“女のひと言”でどうにでもなる

★ 女性は「愛され、大切にされている」実感がほしい

★ 女は「拒絶」が、男は「挫折」が怖い

★“リラックスした雰囲気”が男は好き

★ 女は“話しながら”問題に筋道をつける

★ 男性を“責める”より“許す”ほうにエネルギーを使おう

男と女は、ここまでわかり合える!お互いが限りなく成長し続けるための
「刺激の与え方・受け取り方」を紹介。

■目次

●1章 男と女は違う星からやってきた―――男は“受容”を、女は“共感”を求めている

●2章 「男は単純で、女は複雑」は本当か―――男は“調停屋”に、女は“教育委員長”になりたがる

●3章 男は分析して満足する、女は話してすっきりする―――言葉が愛を生む、憎しみを生む

●4章 相手の気持ちを上手に“翻訳”してますか?―――男と女がうまくいく“究極のルール”

●5章 男の恋愛観、女の結婚観―――この“小さな気づかい”が、彼を男らしい気分にする

●6章 男に自信をつける“女のひと言、会話の仕方”―――“男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック

●7章 “二人の愛”をさらに深める心理法則―――男と女の“愛情のパラドックス”

内容のメモと感想

専業主婦と言う設定?

もともとの出発点として、男性は働いていて、女性が家事を中心にしている専業主婦のカップルがモデル? と受け取りました。
そして少し古い本? と思いました。

(それとも、共働き世帯でも、やはり男性が仕事中心で、女性が家事中心となる状況でを踏まえて、と言う話なのでしょうか。)
ところどころ、違和感を感じました。

男性のやるべきリストがすごい

具体的で、女性からするとかゆいところに手が届くようなリスト。
何やれば良いか分からない人が、とりあえず行動できるように書かれています。
確かにここにかかれたことを全部とは言わないけれど、複数行なわれたら気持ちが変わりそう。

女性がすべき態度を貫けなさそう……

このようにすれば男性がうまく育つ。
本書にはそのやり方が書かれています。
ただ……男性がうまく育つという確信を持てないまま、本書の指南の態度をとり続けることができるか、自信がないなぁ……と思ってしまいました。
例えば以下。

女性:帰りに牛乳買ってきてと頼む。
男性:買い忘れる

ここで、女性は期待に応えてくれなかったとしても、ただ「そう」とだけいい、次はきっと買ってきてくれるだろうと信頼している様子を示す。

再度、
女性:帰りに牛乳買ってきてと頼む。
男性:買い忘れる

再度、女性は、ただ「そう」とだけいい、次こそははきっと買ってきてくれるだろうと信頼している様子を示す。

3回目も同じにね。

というようなことが書かれています。

果たして、おおらかに何回も許せるだろうか。。。
子育てならともかく、パートナーの男性を育てるのにここまで必要なのか。。。
えらい大変だな……というのが率直な感想です。

反対に、男性がすべき100のリストをみた男性も同じ感想を抱くのかもしれませんね。ここまで努力できない! と。

つまれ、ここまでできる器の大きい女性と器の大きい男性こそが、ベストパートナーになれるのかもしれませんね。

ベストパートナーは1日にして成らず。
良い関係を作るための努力も、当然それ相応に払わなければいけないのだなというのがわかった1冊でした。

頼られた方がやりがいを感じると言う話が面白いなと思った

くだんの牛乳を買いに行く話で、男性は最初面倒くさいと思うが、次第にそれにやりがいを感じてきて、しまいには自分から「買いに行こうか」と言いだす気持ちになるとのこと。
そんな、男性側の心理の解説は新鮮で、そんなきもちになるんだ! という驚きがありました。
男性が頼られた方がやりがいを感じると言う話はよく聞きますが、このような具体的な事例とともに、解説されると面白いです。
女性としてはこの心理の考察に新鮮な驚きを感じるし、男性側としても、もしかしたら自分自身のそんな心理に気づいていなくて、この本読んではっとする人も多い気がします。

男性の心理について、初めて知る意外な知見のある一冊でした。

おすすめ度★★★★

少し時代が前の話なのではないかなぁと言う感、いやいや大変ですね……という感は否めません。しかし、確実に新たな気づきのある本でした。