鳩見 すたさんの「アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
ようこそ、アリクイさんが営むおいしいハンコ屋さんへ
「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。
しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、なおかつ少々ふっくら気味。そんな店長をサポートするのは、ウェイトレスの宇佐ちゃんと、キザなカピバラのかぴおくん。
「ハンコを作ってください!あれ、なんでシロクマが?」
訪れ驚くお客さんに「ぼくはアリクイです」と静かに出されるコーヒー。
不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。
内容のメモと一言感想
物語の中盤くらいでやっと、いんぼう→印房と気づきました。
まさかの、リアルなアリクイが営むはんこ屋さんのお話です。
この、ファンタジーの世界に、訪れるお客さんたちが、常識的な社会でのリアルな悩みを抱えているのが、不思議だけど普通に描かれているのが味。
主人公が1話ずつ変わるオムニバス形式。
個人的にはなるほどフォカッチャシリーズよりこちらが好み。