どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

坂木司さんの「ワーキング・ホリデー」を読みました。~元ホスト、今配達員の大和と、小学生の息子進のひと夏。

坂木司さんの「ワーキング・ホリデー」を読みました。

 

ワーキング・ホリデー (文春文庫)

ワーキング・ホリデー (文春文庫)

  • 作者:坂木 司
  • 発売日: 2010/01/08
  • メディア: 文庫
 

概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)

「初めまして、お父さん」。 元ヤンでホストの沖田大和の前にある夏の日、息子を名乗る家出少年が現れた。しかも、職場であるホストクラブに! 最初は疑った大和だが、進の名字と母親の名前を聞き、かつての恋人が、妊娠を告げることもなく産んだことを知る。 しっかり者の小学生に育った進の爆弾宣言で大和の生活は一変する。進と暮らすために、大和は夜の商売であるホストを辞めて宅配便のドライバーに転身する。 知性も教養もないけれど、心根は真っ直ぐな大和。しかし、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……!? ぎこちない父子のひと夏の交流を、爽やかに描きだす。文庫版あとがき&掌編を収録。 『ウィンター・ホリデー』『ホリデー・イン』へと続く人気シリーズの第一作。

内容のメモと一言感想

印象に残ったとハニー

 

コロナ下、在宅勤務の日が続くと、

あれ、今日家族以外に誰か人に会ったっけ?

あ、そういえば、ヤマトの人……

そんな日もあり。

ネットスーパーとAmazonに頼りきりのこの1年、私にとって、配達員さんはその存在感が増してきたがします。

よく来ていた配達員さんが配置換えになるとなんとなく寂しい気がしてしまうほど。

交番の数が減り、御用聞きが廃れつつある現代、宅配便がその両者をしょって立つようになるから。

そんな理由で宅配便の「配達員さん」といお仕事に興味を持っていたという著者の視点に共感。

好きなところ

やはり、著者の作品はどのキャラクターにも好感がもててよいです。

大和しかり、進くんしかり。

ホスト仲間も、宅配仲間も、みな個性はあれどよい人々で、安心して読めます。

 

おすすめ度 ★★★★

『ウィンター・ホリデー』『ホリデー・イン』引き続き読みます!