村山由佳さんの「緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V」を読みました。
概要・あらすじ(Amazon内容紹介より)
5歳年上のいとこ、かれんと恋におちた大学生・勝利。そうとは知らず、勝利に思いをよせる星野りつ子。追いつめられた勝利は、ついに星野に「秘密の恋」をうち明ける。単身赴任していた勝利の父親も帰京し再婚、勝利の妹も誕生して、かれんとその弟の丈、そして勝利の3人だけの生活が変わろうとしている。番外編、丈の恋物語も収録する好評シリーズ第5弾。
内容のメモと一言感想
印象に残ったところ
冊数を重ねるにつれ、勝利のずるさや、恋が通じたと思った後の現実がリアルさを帯びてきて、面白くなってきた。
女の子として完璧すぎるかれんよりに対して、出会った当初の印象ではしっかりもので放っておいても大丈夫そうだった星野りつ子に、支えが必要なもろさが見え隠れする。
かれんと、精神的なもろさを見せる女の子の間で苦しむ優柔不断な男子。
初めての構図ではないけれど、解がなく目が離せない構図。
おすすめ度 ★★★★
だんだん、シリアス度、リアル度が増してきて、深みが増してきた5巻。
これは続きを読むしかないぞ……という感じになってまいりました。