どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

二児(長男・次男)の母の読書日記です

会議を飛躍的に面白くする方法。「板書の極意」

迷走した挙句に結論の出ない無駄な会議。
あまりのつまらなさに船を漕いでしまった会議。
会社員であれば、もっとうまく会議ができればいいのにと思った経験が1度はあるのではないでしょうか。
本書は板書することで会議を飛躍的に! 面白くする方法について書かれています。

 

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

 

 

本書の著者の八木さんは、毎日毎日、うまくまとまらない、眠い会議を続けていました。
ある日の会議のこと。
1人の先輩社員が脈絡のないことをだらだらと話し始めました。
せっかくまとまりかけてきたのに、好き勝手な発言をして会議をぶち壊しているように感じました。
八木さんは切れます。
切れてただ淡々と先輩社員の発言をホワイトボードに書きました。
その人がいかに脈絡のない発言をしているかを認識してもらうために。
ところが、その板書によって会議が変わります。
発言者の言葉を素直に板書するだけで打ち合わせが劇的にわかりやすくなったのです。
先輩社員の発言をきっかけに具体的な案が実行されることになりました。
 

板書の最大の極意

  • 聴いて
  • 書いて
  • 考える
ことであると著者は書いています。
 

本当に人の話を聴いてる?

いやいやちゃんと人の話を聞いているし。
そう思われる方もいるかもしれません。
(私もそう思いました。)
 
では、例えば、
経理部の〇〇さんはメールを送っても全然返信してこないんだよーむかつく」
と言う発言があった時、あなたなら何をメモしますか?
私なら、
「〇〇さんはレスポンスが遅い時がある」
のように書くかもしれません。
 
しかしそれではダメなのです。
そのように書いてしまうとこちらがむかついていると言う発言者の気持ちに「むかつく」については全く無視されてしまうからです。
こういうところに物事の本質が隠されていると著者は言います。板書の第一の極意にはこの聞くという姿勢にあるそうです。
素直に書くと言う事は「人の話を素直に聞いたまま書く」と言う事だそうです。
 

書くときのテクニック

  • 会議にタイトルをつける
  • 書きながら喋り打ち合わせを盛り上げる
  • 色の違うペンを何本も同時に手に持ってかく(キャップ開けたまま)
  • 囲みや→を駆使する
  • 板書にページ数を書く
  • 疑問や質問は必ず書いておく、
 

考えるときのコツ

1つのコツとして、聞く、書くの作業中はあまり複雑に考えない書かれていたのが意外でした。
聞く、書くと一拍置くことによって、発言を客観的に受け入れて考えることができるのかもしれません。
コツは打ち合わせの目的は何かを常に意識することだそうです。
そして多少打ち合わせが脱線しても、良い話し合いにつながるかもしれないと想像を膨らませる事だそうです。
具体的にはみんなで板書を見て、目的に向かって話し合いが深まりそうな言葉を探してそれを生かしていく。
 
数多くの打ち合わせを経験した著者の言葉。
たとえ目的が決まった打ち合わせであっても、人は目的に向かって話をするよりも、
・言いたいことを言ったり、
・感情を表現したり、
人とコミニケーションを取るのに多くの時間を費やす。
会議と言うものを冷静に分析したことがなかったので、このように考えた事はありませんでした。
打ち合わせや会議と言うものは、単に目的についての答えを出すために存在しているのではなくて、純粋に関係者がコミニュケーションをとる場でもあるのかもしれません。
 
仕事は楽しいほうがいい。
次の打ち合わせから、ぜひやってみようと思いました。
あー今日もつまらない会議か、そう思っている方にお勧めの本です。

 

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。