筆子さんの「1週間で8割捨てる技術」を読みました。
終わりなき断捨離。
もう少し捨てられる気がして読んでみました。
もう少し捨てられる気がして読んでみました。
内容のメモと感想
本書はカナダ在住の筆子さんによる「1週間で8割を捨てる技術」が書かれた本です。
なぜ8割か
この8割という数字、パレードの法則から来ています。
パレードの法則とは、
- 企業の売り上げの8割は、2割の主力製品からなっている
- 本の売り上げの8割は、2割のベストセラー作家によるものである
など、物事の主要な8割は、2割の働き者によって成し遂げられていることをいう法則です。
家の「もの」もこれと同じで、いつも使っているものは2割。
残りの8割は捨ててしまっても大丈夫。
これを1週間で捨ててしまいましょう。
それがこの本の主要なアイディアです。
断捨離と掃除の違い
断捨離はイベントで、掃除は毎日やるもの。
そんなイメージを持っていました。
この本を読んで、定義が明確になりました。
断捨離は、家の外に物を出す行為。
掃除は、家の中で物を片付ける作業。
これまでに数々の断捨離の本を読んできましたが、本書の断捨離と掃除の定義。
これまでの中で、1番しっくりきました。
プライムゾーンからやる
プライムゾーン=主要なゾーン、1番ものを詰め込んでしまえるゾーン。
ここから着手するというのが筆子さんのやり方です。
プライムゾーンの一例として、
- クローゼット
- キッチンの引き出し
- 筆記用具の入った引き出し
などが挙げられています。
場所ごとに片付けるというのが本書のやり方です。
中でもオススメは「クローゼット」に着手すること。
クローゼットの洋服の捨て方についてかかれた具体的な判断基準がとても参考になったのでメモしておきます。
今すぐ捨てる服
さて、著者はあるプライムゾーンをターゲットに定めたら、1日15分そのターゲットのものを捨てろと書いています。
では、著者のお勧めのターゲットである「クローゼット」。
そこをターゲットした時、今すぐ捨てられる服とはなんでしょうか?
6つの判断基準が大変具体的で参考になったのでメモしておきます。
- 1年着なかった服(=なくても良い)
- サイズがあわない服(そのサイズになっても合うとは限らない)
- 自分では着る気がない服(娘にあげる服)
- 難のある服(しみががある、毛玉がある)
- 時代遅れの服(もう一度流行が来ても、カッティングなどは微妙に違う)
- 思い出のための服(旅先で買った服など)
ここまで書いてあると、頭を働かせなくても、判断するまでもなく捨てられそうです。
捨てるものに触ってはいけない
この考え、なるほどと思いました。
「ときめき」片付けでは、一つ一つのものと向き合って、そのものに対してときめきを感じるか否かを判断します。
- 作者: 近藤麻理恵
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この方法のデメリットは、ものを手に取らなければならない事。
すてようかな、どうしようかな、と思うものを1回手に取ってしまうと、それだけで愛着が湧いてしまうと著者は書いています。
触るという行為から生じる「触感」。
これは私たちが思っている以上にパワーがあるものだそうです。
なぜなら、人間が生まれて最初に赤ちゃんが感じる間隔は 「触感」だから。
この説明、印象に残りました。
著者が提案するのは捨てようと思ったものにはできるだけさわらないこと。
パッと掴んでさっと捨てる。
これ意外と大事なテクニックではないかと思いました。
断捨離シリーズ、ときめき片付け、様々な片付け本にもちょこっとずつ触れつつ、冷静にそのやり方の良い点悪い点を判断し、ご自身の具体的なテクニックを解示されている本です。
これを機にもう少し捨ててみようと思いました。
とても具体的に捨てる技術が書かれた本です。
これから断捨離する方に、またもう一回り断捨離したい方にオススメです。
これから断捨離する方に、またもう一回り断捨離したい方にオススメです。