どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

意外にも、「7つの習慣」と共通性がありました。『置かれた場所で咲きなさい』。

数年前、話題になっていたころから気になっており、手に取りました。

 

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

 

 

そもそも、読もうと思ってから読み始めるまで、なぜこんなに時間がかかったかというと、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に、昔の日本人女性っぽさというか、人生に対する消極性を感じたからです。置かれた場所から動いてはダメなのだろうか、自分で場所を選んではダメなのだろうかと。

 

しかし、読んでみると印象が変わりました。著者の渡辺さんは30代で若くし学長になられ、その際大変苦労されたとのこと。タイトルの言葉はそのときに宣教師の方が下さった言葉であり、「咲く」とはあきらめることではなく、自分が笑顔で幸せにいき、それによって周りを変えていくことでした。

 

本のはじまりが、「修道者であってもキレそうになる日もあれば…」であるところも親近感がわきました。私の側に、宗教関係者がすべて成人君主という色眼鏡があったかもです。

 

そして、意外なことに現在読み進めている「7つの習慣」と複数同じことが書かれています。「7つの習慣」は、「真の成功は人格から」という考えがベースにあります。7つの習慣で成功のために形成すべき人格と、この本であるべき姿とされる人格に通じるものがあるのです。

以下、印象に残った言葉と気付きです。

  • 「どんなところに置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう」。7つの習慣でいうと、自分の影響力の及ぶ範囲のことに関心を払い、自分を変えるということ。
  • 「働くことは素晴らしい。しかし、仕事の奴隷になってはいけない」。木を切るのに忙しくて、斧のメンテナンスを怠った木こりの話が出てきます。7つの習でいう、金のガチョウの話です。
  • 「現実が変わらないなら悩みに対する心の持ちようを変えてみる」。7つの習慣でいう、インサイドアウトに通じます。
  • 「自分が積極的に動いて初めて幸せを手にすることができる」。主体性。第一の習慣です。
  • 「私たちの心の中に良いことをすすめ、悪いことを制止してくれる王様が住んでいる。」価値観に従って生きる。

  • 「時間の使い方はそのまま命の使い方になる。」

  • 「神は決してあなたの手に余る試練を与えない。」

1章は日々の生活で、2章は苦しいときに支えとなりそうな言葉がかいてあります。3

章は老いについてです。年を重ねてからもう一度読んでみたいと思いました。