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どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

旅の描写がリアルで素敵です。そしてラストの事件が衝撃。『砂漠の悪魔』。

久しぶりに小説を読みました。

砂漠の悪魔 (講談社文庫)

砂漠の悪魔 (講談社文庫)

 

 

近藤史恵さんの本は初めて読みました。推理小説作家としてご活躍の方で、数々のシリーズモノに加え、ゲーム小説のシナリオも書かれているそうです。

 

始まりは、主人公とその親友の関係から。行動力があり、スマートな主人公の公太、少々うざい親友の夏樹。ここまでは、とびぬけて突飛な設定ではなく親近感がわきます。しかし、そんな親友に主人公が「退屈」から度が過ぎた行為をしてしまいます。

 

自らの卑劣な行為で追い詰められた公太はすべてを捨てて中国の西へ西へ旅します。途中このまますべてを捨てて西に逃げるべきか、日本に戻るべきか、何度か葛藤します。西へ逃げることは問題から逃避することですが、公太に感情移入して読んでいた私は「逃げてしまえ」と思いました。日常生活で起きた問題から、私も逃げたいときがあるのかもしれません。旅と日常生活は対局。海外に旅行に行きたいなぁという気持ちになりました。

 

そして、ラストに起きる事件が衝撃的です。こちらは読んでのお楽しみ。

 

夜23時頃読み始め2時間程度で一気に読みました。読みやすくどんどん引き込まれていきました。ストーリー、ラストの衝撃、文体、3点そろって好きな小説でした。同著者の本、今後も読んでみたいです。