どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

林真理子さんの「みんなの秘密」を読みました。

林真理子さんの「みんなの秘密」を読みました。

 

みんなの秘密 (講談社文庫)

みんなの秘密 (講談社文庫)

 

 

本書はオムニバス形式の短編集です。
各短編の主人公は、誰にも言えない秘密を持っています。
中でも多いのは不倫に関する秘密。
秘密って、どんな秘密??

少しだけ、秘密の中味をご紹介しましょう。

最初のお話の主人公は倉田涼子。
34歳の彼女は初めての不倫にまさに足を踏み入れたばかりです。
2つ目のお話の主人公は倉田涼子の夫。
彼は学生時代の恋人博子に連絡を取ります。
つづく3つ目のお話の主人公は、件の博子。
こんな風に、前のお話に登場した誰かに、目線が移っていきます。
そして、数珠繋ぎのみんなの秘密が、みんなの目線から語られます。

どの秘密も、第三者の目から見れば、許せないとか、理解しがたいものかもしれませんが、
当事者の目で語られると、そういうこともあるかもしれないと思えるから不思議。

林真理子さん初心者の私に、さらりと読みやすい本でした。

おすすめ度 ★★★★

 

みんなの秘密 (講談社文庫)

みんなの秘密 (講談社文庫)