どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

生ゴミを使って、堆肥を作り始めてみました。『生ゴミ先生の元気野菜革命』

きっかけは生ゴミの多さでした。
 
私はミニマリストではありませんが、simple lifeには憧れを持っています。
そして、simple lifeを保つための基本的な考え方は「インとアウト」。
そのバランスを保つ事だと思っています。
アウトに着目したとき、我が家は出すゴミの量が多すぎるのではないかと気になり始めました。
ゴミって何をだしているのでしょう。
そう思って分析してみると、生ゴミが意外と多いことに気づきました。
家から出す生ゴミの量を減らせないだろうか。
そう考えていたところ、こちらの本がアンテナに引っかかりました。

 

生ごみ先生の元気野菜革命

生ごみ先生の元気野菜革命

 

 

この本を読んで、早速生ゴミ堆肥にトライしています。
できたらこの堆肥を使って、野菜を作ろうと思っています。
 

本書について

著者の吉田さんは九州大学農学部修士課程を修了後、農業改良普及員として公務員をされていた方です。
農業改良普及員というのは、農家に作物の栽培方法などについて指導をするお仕事です。
吉田さんは農薬や化学肥料に疑問を感じ、10年公務員として勤務した後、ご自身が農業を営み始めます。
そこで
  • 「菌ちゃん」、つまり土壌に住む微生物の力
に気づき、生ゴミをリサイクルして元気な野菜を作る方法を確立されます。
今では保育園や学校などに指導をして、給食を作るために出る生ごみから野菜を育てる技術を広めているそうです。
 

本書を読んでびっくりしたこと

初めてしることが結構ありました。

虫が教えてくれる衝撃的な事実

虫が付いている野菜はおいしい野菜。
虫食いがあるということは有機野菜、無農薬野菜の証拠。
皆さんそう思っていませんか?
私はそう思っていました。
本書には「虫はまずい野菜にやってくる」。
そう書かれています。
それはなぜか。
一説によると、元気な野菜は「フィトンチッド」などの募集寄せつけないための物質を放出しているとの事。
また、著者の吉田さんの推察によると、葉ダニは老化したり、不健康な野菜の出すエチレンガスにひき付けられてやってくるとの事。
チョウチョウや蛾は、未浄化の堆肥などのアンモニアにひき付けられてやってくるとのことです。
いわゆる害虫ばかりではなくて、モンシロチョウも、青虫も、窒素代謝がスムーズに行われていない不健康な野菜の出す微量の揮発物質に吸い寄せられて卵を産んでいるとのことです。
そう、ちょうどナウシカ腐海のように、
  • 虫たちはわざわざ老化した不健康な野菜を不健全な部分だけ食べて
  • それを再び地に戻して次の命の材料としている
とのことです。これが本当であるならば何と感動的なことでしょう。
吉田さんの結論は「虫は敵では無い」。
 

捨てているところが1番栄養がある

野菜の皮には栄養がある。
これは今では少しずつ一般的になってきましたね。
本書で初めて知ったのは「野菜は生長点を食べるべきである」。
成長点とは、植物において最も細胞分裂が盛んで新しい葉っぱや根っこを作り出すところです。
具体的に言うと
  • ニンジンや大根の首の部分、
  • キャベツやレタスやタマネギの芯の部分、
  • 葉物野菜の付け根の所
  • ピーマンかぼちゃトマトの脇芽
そして、玉ねぎの皮は微量成分てんこ盛りだそうです。
ニンジンや芋類の皮を食べる、くらいは実践していましたが、首の部分やタマネギの皮は捨てていました。
葉物野菜の根元も。
葉物野菜の根元は、包丁で十字に切り込みを入れて洗うことで土も落ちるとのことです。
実践してみます。
 

ゴミ問題と有機野菜の結びつき

生ゴミで作った野菜のパワーについて書かれています。
結論を書くと
  • 腐りにくく
  • 栄養価が高い
とのこと。
どちらも実験結果が書かれています。
そしてそのような野菜を摂取し続けると人の健康状態を改善することが書かれています。
 
正直なところ、ここまでのパワーがあるということについては半信半疑です。
しかし、エネルギーの循環という点から考えて、生ゴミに含まれている
を野菜を消費する家庭や学校で循環させるというアイディアは持続可能な社会を作るための1つの
答えではないかと感じました。
 
野菜の力については、これから自分で実際にやってみて、検証してみようと思います。
本当であるならば素晴らしいことです。
 
本書は、単に生ゴミを肥料にするテクニックを書いた本ではありません。
化学肥料や農薬を使って「味の薄い」野菜をたくさん作ることに疑問を投げかけている本です。
 
環境問題、有機野菜、農薬、化学肥料、健康というキーワードに興味のある方に是非読んでいただきたい本です。
一緒に生ゴミ堆肥、スタートしてみませんか?