どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

田原さんが仕切る、堀江さんと勝間さんの対談。『嫌われることを恐れない突破力!』

とても面白い本でした。
 
田原総一郎さんが司会となり、堀江さんと勝間さんが対談する様子をまとめた本です。
話の内容がかなり面白いです。

2人の共通点

最初は堀江さんと勝間さんのバックグラウンドの話から始まります。
堀江さんが田舎で育った話。東大に来た話。なんで文Ⅲにしたか。学生時代に起業し、初年度売り上げ3600万だった話し。
勝間さんが4人兄弟の末っ子として育った話。学校に不適応だった話。なぜ会計士を目指したかという話。
お二人の共通点は小さい頃パソコンマニアであったこと。
本書を通じて「情報強者」「情報弱者」という言葉がでてきますが、お二人は明らかに「情報強者」であり、その最初の1歩は小さい頃からパソコンに慣れ親しんでいるということがあるのかなと感じました。
 

勝間さんの言葉で1番印象に残った言葉

田原さんが勝間さんに対して、
「物事を成し遂げて成功させるコツってなんですか?」
と聞きます。
勝間さんはそれに対して、
「まず成功の定義を決めます」
とおっしゃります。
ここが1番印象に残りました。
そうなんですね! 
まず「そもそも成功とは何か」そこから入るのですね!
例えば就職活動では成功体験が聞かれます。
そんな時、自分にとっての成功体験てなんだろう。
思い返すと、大学に受かったこととか、資格に合格した時とか、すごくわかりやすい成功体験しか浮かんできません。
それはなぜかというと、成功を定義していないから。
だから、成功したとしても印象に残っていないのだと思います。
反対に失敗したとき。
それもそれで成功の定義が明確でないから、印象に残っていないのだと思います。
失敗したら失敗したで、何か改善していかなければいけないですものね。
まず物事に取り組む前に成功の定義を決めること。
これ「改善」とか「成長」に、物事を成し遂げることに、きっとすごく大事ですね。
言い換えれば、目標設定が明確だということなのでしょう。
今後、将来像や、目標立てる時に必ず意識したい言葉だと思いました。
 

堀江さんの言葉で1番印象に残ったこと

情報収集は「砂金採り」。
この表現は実はピンときませんでした。
が、読んでるうちに分かった気になってきました。
要するに、いい情報だけ取ろうとしない。
良い情報を使える情報は全体の中のせいぜい1%くらい。
だからニュースとか記事とか大量の情報を知って、その中の質の良いピンときた情報を1%を握りしめる。
堀江さんはそうおっしゃっています。
そのためのツールの1つがツイッター
堀江さんは少しの待ち時間でも、何かツールを使って情報収集されている様子。
勝間さんと堀江さん。
2人は間違いなく「情報強者」です。
二人から発信される情報は価値が高く、だからたとえそのおこぼれであっても、私たちにとっては「おお!」という情報なのではないでしょうか。
 

ちょっと痛かった言葉。「年収1,000万円以下以下の方が実は得をしている」

堀江さんが逮捕された時のバックグラウンドの話や株やお金の話。会計の話。
実は一部分理解できませんでした。知識不足です。
そして1番痛かったのがこちら。税金の話。
以下は勝間さんの説明です。
  • 年収1,000万円くらいを境として、受けている利益と払っているコストが逆転する(年収が低い方が利益が大きい)
  • そして世の中の多くの人がそれを知らない
以上の勝間さんの説明と堀江さんの
「そうそう、知らないんですよね」
という言葉、グサリときました。
……知らないです。税金についてもっと勉強が必要そうです、私。
 

これから日本はどうするべきか

これについての3人のやりとりが面白かったです。

農業を何とかする

日本は農業を守りすぎる。
せっかく技術が高いのだから、公平な競争をして世界に出ていけば良い。
この件納得でした。
農業に限らず、
  • すべての人に平等な競争の機会を
  • そしてその競争力で日本を元気にする
それが勝間さんの考えかと理解しました。
話は、日本の行政システムは「それ永久に保護するの?」みたいなシステムが多すぎという話になり、こちらも共感しました。
勝間さんはこのような状態を「過保護な子育て」と例えてらっしゃって、やはり比喩が秀逸ですね。
 

日本はトライ&エラーができない

本書には対談の中に登場こそしませんが、日本の元気な人の名前がたくさん出てきます。
  • 孫さん
  • 三木谷さん
  • 木村剛さん
  • 村上さん
勝間さんや堀江さんがこれらの方々をどう見ていらっしゃるかというコメントも興味深いものです。
勝間さんは孫さんについてpdcaサイクルを回すのがとても早い。とコメントされています。
成功だけではなくて、失敗もたくさんしている。
有名になる人は、成功する人は、とにかくトライの数がとても多いということが印象に残りました。
そして日本ではトライアンドエラーする人が潰される傾向にあるそうです。
堀江さんの事件しかり。村上ファンドの事件しかり。
 

対談で見えるのは2人のわずかな一面。
本書がとらえた1面から、2人が夢を持ったとても利他的な人であると感じました。
本書、最後は上手にまとまります。
お二人が理想とする社会。
堀江さんの提案のひとつが大統領制
勝間さんの提案の1つが局長以上の官僚の選挙制。
共通する主張は、
  • 異端児を排除しない
  • 夢を持つ
  • 実力主義、保守体制からの離脱
2人が日本に感じている問題意識は似ているところがあるのかなと感じました。
 
2010年の本なので、もう8年前の本になるのですね。
十分に面白く、2人は日本を引っ張る力のある2人と感じた本でした。