どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

嫉妬は大切なセンサー。『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』

凄いタイトルの本を読んでしまいました。

 

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本

 

 

みてください。
このドロドロした感じ!

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本書は、
嫉妬ほど「感じるべきではない」「感じることが恥ずかしい」と思われている感情はないのではないでしょうか。
そんな一文から始まります。
そして本書は、嫉妬を深く理解することによって
  • 人間関係をスムーズにし
  • 心の幸福な成長に役立てる
ことを目的とした本です。
嫉妬ってそういうことなんだ、と納得させられる本でした。

嫉妬は2種類ある

嫉妬の分析なんてこれまでしたことありませんでした。
嫉妬は2種類あるそうです。
1つは愛情関係の嫉妬。
例としては1人っ子だった家に赤ちゃんが生まれた場合が挙げられています。
それまで大人たちの愛情を一身に受けていた上の子は、赤ちゃんの登場によって愛情を奪われたように感じます。
このような場合、上の子は赤ちゃんに嫉妬します。
そしてひどいときには
「赤ちゃんなんて死んでしまえばいいのに」
とすら思います。
これが愛情関係の嫉妬です。
これは自分の愛する人に向かうよりもそれを奪った相手に向けられることが多いそうです。
 
もう一つは自分よりも優れた相手に対する嫉妬です。
優秀な同僚が自分よりも先に出世する場合が例に挙げられています。
自分だって頑張っているのにずるい自分だってそうしたいのにずるいという被害者意識が嫉妬につながるとのことです。
愛情関係の嫉妬と優劣関係の嫉妬。
一見原因は違うように見えますが根っこの部分は同じ。
嫉妬とは「自分という存在を認めてもらえなくなりそうな危機」を感じることによりが生ずるのです。
 

人間の感情には必ず意味がある。

例えば体の痛みを感じるという機能によって私たちは、
  • 体が傷ついていることを知り
  • 体が傷つくような危険を避ける
ことができます。
それと同じで、嫉妬という感情も自分を守るために備わった自己防御能力と言うことができるそうです。
つまり嫉妬を感じたという事は、そこに「自分の傷」「自己肯定感の低さ」があるということなのです。
 

嫉妬を感じたらどうすれば良いか

嫉妬を感じることの問題は、本当に求めていることから目を晒して自分を傷つけてしまうこと。
最初の例でいくと、赤ちゃんが産まれて嫉妬している上の子の場合は、本当に求めていることは「自分が親から愛されたい」ということ。
しかし、赤ちゃんが悪いと言う思いにとらわれている限り、親はますます自分のことをかわいがってはくれないでしょうし、本当に求めていることからは遠のいてしまいます。
嫉妬を感じたら、主語を自分にして考え直す事。
この点、心に響きました。
 
私は学生時代同じゼミの同性の友人に嫉妬していました。
彼女は、成績優秀で先生と仲良し。
先生からの評価が高いように見えました。
思い返せば、私の中のどこかに、「先生に認められていない」という気持ちがあったのでしょう。
一方彼女は、私が同年代の学生達と仲良くしていることに嫉妬していたように思います。
そこが彼女の心の傷だったのかもしれません。
嫉妬は心の傷のセンサーである。
そういう見方ができれば、彼女との関係はまた違ったものになったかなぁ。
嫉妬を感じている時にこの本を読めばよかったなぁと思いました。
 

嫉妬を消すためのキーワード

その他嫉妬を軽減させるためのキーワードで心に残ったものをメモしておきます。
  • 視野が狭くなっている
例えば、美人なママ友に嫉妬を感じたとき、そのママ友の「羨ましい点」しか見えていない。
その人の苦労や、その人だって悩みを抱えているかもしれないことに考慮が及ばなくなっている。
  • つながりを持つ
その美人なママ友 に自分の悩みをオープンにしてみたり、仲良くなってその人の悩みを聞いたりすることで嫉妬は消えることがある
  • 嫉妬は孤立すると高まる
逆に繋がりを持たないと嫉妬心が高まることがある
  • 心のシャッターを下ろして自分には何の変化も起きていないことを確認する
友人は大企業に就職した。
それは自分には関係ないこと。
心のシャッターを降ろしてしまい、他人は他人、自分は自分。
今の自分はこれで良い自分の足元を固める。
  • 相手の心の傷についても考える
もしも嫉妬を受けたら、そこは相手の傷があるところなのだと理解する。
 
以上、精神科医の先生による嫉妬についての本でした。
ちょっとあの人がうらやましいなと思ったときにおすすめの本です。

 

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本

「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本