どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

最高にわかりやすい起業本かもしれません。minneの現実を書いた本『もっと売れっ子ハンドメイド作家になる本』。

minneが好きです。
 
きっかけはアクセサリーを買ったことでした。
以来なんとなくアプリを携帯に入れたままにしていました。
 
先日、アクセサリー収納ボックスを通販で買おうと思い探しました。
でも、どうしても欲しいものがありませんでした。
正確に言うと、ベルメゾンに欲しいものがあったのですが、品切れでした。
何気なく見たminneに、まさに私の欲しかったものがありました。
すぐにそのアクセサリーの収納ボックスを買いました。
品切れだったベルメゾンのより全然かわいいし、やすい。
 
そして今、私は財布を書いたいなと探しています、そう、minneで。
だってすごく可愛いのに、どう考えても相場より安いのです。
 
そう、ハンドメイドサイトって、安いような気がします。
これで商売として成り立つのでしょうか。
そんな興味もあって、手に取ってみました。

 

 

著者について

著者のたかはしあやさんはハンドメイドビジネス塾を開いている方です。
セミナーや、コンサルなどをされているようです。
有料で、メンバーがハンドメイドについて学ぶためのオンラインサロンも作っているそうです。
 
そーゆービジネスができるのか、とまずはたかはしさんの目の付け所に感心。
本書は2冊目の本にあたり、
  • 1冊目はハンドメイド作家になるための入門書で、
  • 2冊目である本書はどうやってビジネスにしていくかがかかれているその続きの本
と言う位置づけです。
 

ハンドメイドビジネスにするには何が必要か

著者の答えは明快です。
続けること。
本書で著者は、では長く続けるためにはどうすれば良いのか、それを具体的に書いています。
その一部の内容をあげると、
  • 長く続けるために価格を安くしすぎない→適正価格設定
  • わかりやすいこだわりを作る→ブランディング
  • お客様の声やレベルレビューをいかす→マーケティング
  • ブログやSNSを使ったファンの獲得→営業
  • インターネット、対面販売、いろいろな売り方→販路の最適化
どうでしょう。
一般的な起業に必要なことと全く同じではないでしょうか。
しかもこれら全てが、ハンドメイドサイトの場合に落とし込まれて書かれているので、とてもわかりやすいのです。
この本はハンドメイドをやっている人だけに限らず、起業を目指す全ての人に入門書として役に立つのではないかと、そう感じました。
 

ハンドメイドの世界は結構厳しい

この本を読んでハンドメイドの世界の厳しさを感じました。
自分の好きなものを作るのは楽しそうです。
それを友達が欲しいと言ってくれて、ちょっと作ってあげるのも楽しそうです。
同じものを何個か作って、ネット上で人が買ってくれた、それも嬉しい事かもしれません。
でもその数が膨大になってきたら?  そしてそれが売れなかったら?
在庫抱えるリスクだってあるし、きちんと売りを立てようと思ったら相当の数売らないといけません。
minneでは、安いアクセサリーなら数百円から売っています。
仮に1,000円だったとしても、月10万円の売り上げがほしかったら、100個うらなければなりません。
100個。
自分の手作りのものが100個も売れるでしょうか。
ハンドメイドビジネスにしている方々は、この本に書かれたような起業家たちがやっている努力を、一つ一つコツコツと積み重ねてからこそ仕事として成立しているのだなとよくわかりました。
  • 趣味のものをできる範囲で売る
  • ビジネスで儲けを出す
の隔たりをリアルに感じさせてくれる本でした。
 

1人でハンドメイド1本でやっていくのは無理である

いわゆるハンドメイド作家のイメージ、
  • 自分で材料買って
  • 自分で作って
  • 自分でサイトにアップして
  • 自分で梱包して発送する
こんな感じで1人で全部やって、それ1本で生きていくのはほとんど無理なんじゃないだろうかと思いました。
この本の後半に書かれているように、結局のところ、
  • 業務の1部を委託したり
  • いろいろな販売ルートを開拓したり
普通の自営業と同じように「ビジネス」の形を作っていかなければ、そのことだけで生きていくのは無理なのでしょう。
著者のたかはしさんが、コンサル、セミナー、出版などの仕事をされているのが良い証拠。
ハンドメイドの現実と、起業の入門書としてわかりやすい1冊でした。