読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読むことで一つの疑問の解を得て、お届けすることを目指しています。

シャープはなぜ失敗したのか? サムソンはなぜ成功したのか? そして、日本企業のこれからのあり方。『世界を知る6つの特別講義』~第3講~

bookー実用書
引き続き、大前研一さんの世界を知る六つの特別講義を読んでいます。
本日は第3講。第1講、第2講はこちら。
 
 
 
第3講は技術と市場とイノベーションについて書かれています。
 

シャープの失敗

日本企業は特許出願数も多いし、技術開発も得意です。
なのになぜ市場のシェアが低下しているのでしょうか。
日本企業が技術開発に貢献した
・Liイオン電池、
・DVDプレーヤー、
DRAM 、
・カーナビ
に焦点を当て、シェアの推移を見てみると日本が優位であったのは最初だけです。
新しいものが普及し始めるとすぐに、そのシェアは海外に奪われています。
これはどういうことかというと製品の元になっている技術や素材を簡単に海外に持っていかれてしまっているということだそうです。
そして「世界の亀山モデル」と謡って売り出したシャープの液晶。
これについて著者は、シャープが作ったものと海外企業が作ったものでほとんど差はないと切り捨てています。
 
『パネルを亀山で作ったかどうかでブランドの差別化ができると考えた経営者はだいぶ勘違いをしています』
 
と。
これには少し笑ってしまいましたが納得しました。
お客さんにとっては、どこで作ったかというインプットはどうでもよくて、どんなものかというアウトプットにしか興味がないですものね。
 

サムソンのビジネスモデル

サムソンはまず日本などの海外の技術を買ってしまうそうです。
そして狙いを定めて大胆に設備投資をします。
そのようなモデルでスマートフォンなどの製品群を生み出したとのことです。
サムソンはマーケティング力と投資力、そして購買力で勝負しているとの事でした。
 

そして日本企業はどうすればいいのか

5つ方針が書かれています。
このうちの標準化やプラットフォーム戦略はよほど大きい企業が対象かなと感じました。
私が勤めているような小さな会社で考えなければいけない事はイノベーションかなと思いました。
イノベーションの例として挙げられていたのはルンバです。
ルンバが出てきた頃日本メーカーにはルンバを作る技術はあったそうです。
ただ家の中で100%安全とは言えないので作らなかったとのことです。
技術は持っていたのに市場がまだ存在しなかったため、チャレンジしなかったのです。
イノベーションを実現するための3つの方策として
 
1 小規模な事業として仮説検証すること
2 多様性に富む人材・資源を活用すること
3 別組織を設置すること
 
が書かれています。
私は会社の経営に関与するような位置には全くいませんが、個人で開業すると想像した場合、小さく始めて仮説検証すること、多様性に富む場を利用すること、この2点は大きく納得でした。
 
ここまで読んで、書かれたことがとても真っ当であると感じました。
はじめて読む大前さんの本ということで、すごくむずかしいのかなという偏見がありましたが、逆でした。
シンプルで真っ当な主張が多いと感じます。
まだ半分ですが、世界のビジネスモデルを少し勉強できた気持ちになっています・笑
引き続き第4講以降も読んでみます。