どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読んで、1つの疑問を解消しよう。

なぜ Line は無料なのか? 『世界を知る6つの特別講義』~第1講~

先日保育園に子供たちを迎えに行くと同じクラスのお母さんに声をかけられました。
「クラスの保護者でLine のグループ作ろうと思うんですが、Line されてますか?」
 
先日、還暦を超えた母に頼まれました。
「 Lineをやりたいんだけど、アプリのダウンロードの方法を教えてくれる?」
 
今や様々な世代に使われるようになった「Line」。
ところで、 Lineってなんで無料なんでしょうか。
Line のビジネスモデルってどうなってるんでしょう。
 
本書は、大前研一さん主催の企業経営者向けの勉強会の講義内容を書籍化したものです。
タイトルの通り、6つの講義からなっています。
まずは第1講を読んでみました。
 
・テクノロジーの進化について
・それによるビジネス環境の変化について
・その中でどんな企業が生き残っていけるか
 
が書かれています。
 

ユビキタスフリクションフリーとO2O

テクノロジー、主には、インターネットが進歩したことによって、フィクションフリー、ユビキタス、O2Oが現実のものとなった。これがビジネス環境の変化です。
ところで、これらの言葉の意味パッと出てくるでしょうか?
私はわかりませんでした。
 

ユビキタスとは

主要なユビキタスの例として Amazon 読み放題が挙げられていました。。こうした読み放題のほか、聴き放題、見放題といった、いつでもどこでも誰とでも繋がっているという概念がユビキタスだそうです。
 

フリクションフリーとは

フリクションとは摩擦のこと。つまりフリクションフリーとは摩擦やストレスのない経済のこと。インターネットによって売り手と買い手の間の様々なストレスが、発生しなくなったことを指すそうです。具体的にはネットにおける無料のサービスが挙げられていました。
 

O2Oとは

オンラインtoオフラインの略語です。オンライン上にあるクーポンをリアル店舗に持ってきて割引する等、ネットの中で完結させないでオンラインとオフラインを連動させることをいいます。この媒介となるのがポイントです。ちなみに、日本のポイントは楽天スーパーポイント、 T ポイント、 Ponta の3つに集約されつつあるそうです。
 

異なる業態の産業の垣根がなくなる。

こうしてインターネットの世界とリアルな世界の融合が進むことで産業界の垣根がなくなってきていると著者は指摘します。例えば Amazon 。アマゾンは、もはや本屋さんではありません。物流やさんです。今では関税の処理などをするサービスもやっているそうです。サービスをどんどん広げているわけです。
 

なぜ Line が無料なのか。

Lineは今や世界中で5億人以上のユーザーを抱えているそうです。 Line は無料です。でも通話もチャットもできます。まさにフリクションフリー。そして何と、またビジネスモデルが確立していないそうです。 5億という客だけ集めこれからどうやって儲けようかと作戦を考えることができるのです。5億人の顧客それ自体がリソースと言えるかもしれません。
 

企業はどうやって生き残るか

このように大きく環境が変わる中、既存の企業は生き残れるのでしょうか。
著者は生き残るためのヒントを四つ掲げています。
・自己否定できるか
・テクノロジーを取り入れられるか。
・エコシステムにどう関わるか
・構想を描けるか
 
そして、自己否定し自己を再定義した企業として
GC
・フィリップス
富士フイルムを挙げています。
 
富士フイルムがコア事業であった写真フィルム事業から、グループ会社の富士ゼロックスが手がけるドキュメント事業化やライフサイエンス事業等に見事に転換しました。
このように自己を再定義できる企業でないと今後は生き残れないとすれば……。
厳しい。うちの会社にそこまでできるだろうかと感じました。
 
本書は大変分厚い本です。
実は、1回図書館で借りて読まずに返しました。
今回は1講ずつ楽しみながら読んでみようと思います。
第1講は、世界のビジネスモデルの変化について、
・俯瞰しつつも具体例を挙げ、
・その中で既存の企業が生き残るにはどうすればよいかを簡潔に述べてあり、
非常にわかりやすかったです。
第2講以降もデビューするつもりです。
よろしければお付き合いください。