週末の新宿でのことでした。
通り過ぎようとしていたとあるカフェのメニューを、私は思わず二度見しました。
メニューにこんなものがあったんです。
「アリアケ」のハヤシライス。
それがメニューにあるのです。
その日のランチ、そこにしました。
本に出てくる食べ物って頭の中でイメージがどんどん膨らんで本当においしそうに感じます。
注文して席で待っていると……
……きました。
「アリアケ」のハヤシライス。
さて、こうしてお店の料理の写真を撮ってブログや Facebook に載せることって、法律上問題ないのでしょうか?
Facebook で生じる特有の「アウト? セーフ?」についても書かれています。
(タグ付や友達申請についての問題)
Facebookでこれやるとアウト?セーフ??弁護士が教えるソーシャル時代のサバイバル術? ウズウズ知恵の共有シリーズ
- 作者: 大江哲平,ウズウズ出版
- 発売日: 2013/12/08
- メディア: Kindle版
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ただ、基本的には Facebook にアップする場合でも、ブログにアップする場合でもよほど特殊な設定がない限り不特定多数の人がその情報を見ることができるようになるという点で、あまり差はありません。
そういう意味で本書に書かれた考え方はブログを書くときにも使えます。
冒頭の料理の写真のアップについて
考えなければいけない問題が二つあります。
・著作権
・契約
です。
まず著作権について。
基本的には、料理の外観は著作物に該当しません。
よって、著作権法には違反しないと考えられます。
(ただし、あめ細工やラテアートなど創作の要素が強いものは除く)
次に契約の問題です。
レストランの経営者はレストランに入るものに対して、写真撮影や動画撮影を禁止することができるという考え方があります。
よって、入店時に
「当店は写真撮影禁止です。したがっていただけますか」
と聞かれ
「ハイ」
と答えた場合、レストラン経営者と来店者との間で契約関係に入ったと考えることができます。
この場合、レストランの経営者が施設管理権に基づき、例えば退店を求めることができる可能性があるそうです。
よって、周りの人が映り込んだり、他のお客さんの迷惑にならない限り、
「基本的にはセーフ」
というのが著者の考えです。
その他、Facebook やブログをやる上においての現実的な問題が全部で7個取り上げられています。
30分もあれば読める本です。
「アリアケ」のハヤシライスが食べれる店
ハヤシライス以外にもここに出てくるメニューがあります。
新宿お立ちよりの際にはぜひ。
ハヤシライスは男性の方にはちょっと量が少ないかな。