こちらの記事に紹介されている本の4冊目です。
- 作者: トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容は、億万長者になる人は、稼ぎが多い人ではなく、蓄財が上手な人である。という1点につきます。今年に入り、自己啓発や投資の本を何冊か読み、人生を成功させるか否かの鍵は「管理」にあると痛感している次第です。自己管理、時間管理、お金の管理しかり。
以下、内容のメモです。
1.となりの億万長者を紹介しよう
- アンケートで明らかになった億万長者のポートレイト:印象に残ったのは、倹約家である、親の遺産は相続していない(一代で財を築いた)、子供の教育にはお金を惜しまない、子供たちに望ましい職業は富裕層を相手にする仕事・税務や遺産対策の専門家である。
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期待資産額による、金持ちか否かの評価:期待資産額=税引き前年間家計所得×年齢÷10ー遺産相続額。資産の額がこれを上回るかどうか。上回れば蓄財優等生、下回れば蓄財劣等性。我が家は劣等生でした…
2.倹約・倹約・倹約
- 平均的なライフスタイル:安いスーツしか買わない。高いスーツを買うような人は億万長者になれない。靴も時計もしかり。
- 億万長者への質問:家庭で毎年予算を立て、それに従って支出をしている?食費・衣料費・住居費にいくら使ったか把握している?人生設計を立て、毎日、毎週、毎月、毎年の目標を立てている?将来のために時間をかけて資産運用計画を立てている?
- それで幸せなの?:家族がお金の心配なく暮らせて、老後のためのお金がしっかり確保できている。それが幸せ。
3.時間、エネルギー、金
- 医者に金持ちは少ない、医者は蓄財劣等生が多い、
- 億万長者への質問:あなたはあなたの家庭が毎年衣食住にいくら使っているかご存知ですか?、あなたは貯蓄や資産運用計画に時間をかけますか?あなたは倹約家ですか?
- 蓄財劣等生は贅沢品のために金や時間を消費する。蓄財優等生は投資している物件や株の管理をする時間を捻出して資産を増やそうと努力する。(物を買うために検討する時間も資産!)
- 資産運用にかける時間:蓄財優等生が月8.4時間、劣等生が4.6時間。
- 投資のスタイル:億万長者はじっくり型。株を持っている人が多いが年単位で動かす。
- 証券マンの選び方:信頼できる税理士の紹介、長期間上手に資産運用している人の紹介を受ける。
4.車であなたの価値が決まるわけではない
- 新車か中古車か、ディーラにこだわるか:中古車をディーラーにこだわらずに買うタイプが最も優等生。
5.親の経済的援助
- 教育にお金をかける:教育は子供に魚の取り方を教えるようなもの。金を使うことを教えることは、母親は魚の出てくる自動販売機だと覚えさせること。
- 経済的援助と資産の関係:経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになる。
- 経済的援助よりも勇気を:子供に勇気を持たせるには売り込みが必要なことをさせる。クラス委員に立候補するとか、ガールスカウトでクッキーを売らせるとか。
6.男女平等家庭版
- 高い収入を得るのに女性であることがハンディキャップであることは事実。それは親の援助が原因ではないだろうか。親は娘が他人に依存するよう教育してしまっている。
- しっかりした子供を育てる:子供に両親が金持ちだと教えない、どんなに金があろうと倹約とけじめを教える、子供が自己管理できるようになり、きちんとした職について安定した生活を送れるようになるまで金持ちだと思わせてはならない、遺産を与えるつもりであることを話さない、現金や高価なものを駆け引きに使わない、巣立った子供のことに立ち入らない、子供と競わない、子供はそれぞれ違う独立した人間であることを忘れない、成功でものをはからない、達成で測る、お金よりも大切なものがあることを教えよう
7.ビジネスチャンスを見つけよう
8.職業:億万長者対遺産相続人
- 子供には事業を継がせない。教育に投資して専門職につかせる。
稼ぎが多いわけでもない我が家が収支の計画を立てず、お金の管理をきちんとしていないのはとんでもない話だと反省いたしました…