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どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

1冊の本を読むことで一つの疑問の解を得て、お届けすることを目指しています。

懐かしいキャラクターたちとの再会。『ジグβは神ですか』。

bookー小説

森博嗣さんのGシリーズの8作目。

 

学生の頃、『すべてがFになる』で始まるS&Mシリーズを読みました。

以降、Vシリーズ、四季と読みました。今もGシリーズとXシリーズの新刊を見かける度、思いだしたように読んでいます。

先日、本屋でこちらが文庫落ちしていることに気づき、購入しました。

 

 

前作から本作の出版まで4年たっているのですね。

前作までの登場人物、加部谷さんをはじめ、雨宮さん、山吹さん、名前は変わっていますが赤柳さんが中心で、西之園萌絵、紅子さん、保呂草さんもちらりと出てくるファンサービスがあり、シリーズものの安心感があります。

お話しの中でも時が経過したようで、加部谷さんは社会人になっています。S&Mシリーズ終了後、他のシリーズでちらりと登場する西之園萌絵についても感じましたが、若くて元気だった登場人物が、年を取って落ち着いてしまうのは少々寂しいです。

物語には殺人事件→謎解きはありますが、どちらかというとミステリーの要素よりは同窓会の要素を楽しむ本かな、という気がします。これまでのシリーズのファン以外は手に取らないのでしょうね。

というわけで、あの人は今、的な楽しみ方をしました。

人だけではなく、小説全体を通しての雰囲気や言い回し、会話が懐かしく楽しめました。

 

HPを見たところ、2015年12月31日に近況報告がUPされていました。

浮遊工作室 (近況報告)

  • Gシリーズは12作、Xシリーズは全6作の予定なのですね。(S&M、Vシリーズが10作10作できていることを考えると少々気持ち悪い気も)
  • Gシリーズは今年5月にも新作が出るとのことでした。
  • すでに引退されているとのこと。が、引退して、手慰みに書いているそうです。それは引退する前とはスタンスとかペースとかが違うということなのでしょうか。難しい。

Gシリーズ、Xシリーズともに未読の本があるようなので、引き続き、久しぶりに読んでみようかな、と思いました。

しかし、森氏が「小説はビジネス」と公言されているためでしょうか。シリーズものであること、繰り返し登場するキャラクター、そして言い回しや登場人物たちの考え方に共感し惹かれること自体に、手中にはまっているような、一抹のくやしさを感じるのでした。