どんぐり君とおにぎり君のママの読書日記

アラフォー、2男の母のブックレビューです。読んだ本の簡単な内容・あらすじ・感想をメモしてます。

佐川光晴さんの「生活の設計」を読みました。〜屠殺と主夫業

佐川光晴さんの「生活の設計」を読みました。 生活の設計 作者:佐川 光晴 メディア: 単行本 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) ぼくが屠畜場で毎日ナイフを持って働いている理由?よし、説明してみよう!キツイ仕事ゆえ、午前中で終業だから、共働きの妻に…

佐川 光晴さんの「おれのおばさん」を読みました。~突然父が逮捕され、強烈なキャラクターのおばさんとの暮らしがはじまった。ぐんぐん引き付けられる青春小説。

佐川 光晴さんの「おれのおばさん」を読みました。 おれのおばさん (集英社文庫) 作者:佐川 光晴 発売日: 2013/03/19 メディア: 文庫 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) ある日突然、父の逮捕を知らされた陽介。父が横領した金を返済するため、陽介は都…

村山 由佳さんの「彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III」を読みました。~ひと夏の思い出

村山 由佳さんの「彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III」を読みました。 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III (集英社文庫) 作者:村山由佳 発売日: 2013/04/24 メディア: Kindle版 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) お互いの心が見えなくなって不…

村山 由佳さんの「僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II」を読みました。~初々しすぎる、恋愛小説。

村山 由佳さんの「僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II」を読みました。 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II (集英社文庫) 作者:村山由佳 発売日: 2013/04/24 メディア: Kindle版 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) 5歳年上のいとこのかれんとその…

村山 由佳さんの「キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I」を読みました。~これでもかとばかりに萌えシチュエーションを盛り込んだ作品~

村山 由佳さんの「キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I」を読みました。 キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I (集英社文庫) 作者:村山由佳 発売日: 2013/04/24 メディア: Kindle版 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) 高校3年になる春、父…

吉井 雅之さんの「習慣が10割」を読みました。~性格すら習慣で変えられる~

吉井 雅之さんの「習慣が10割」を読みました。 習慣が10割 作者:吉井 雅之 発売日: 2018/11/30 メディア: Kindle版 概要・あらすじ(Amazon内容紹介より) 5万人を変えた習慣形成の超プロが、意志、やる気に頼らず「続けられる」最強スキル、教えます!「日…

村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読みました。~36歳独身、コンビニのバイトに生きる主人公の人生を肯定できるか。

村田紗耶香さんの「コンビニ人間」を読みました。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 発売日: 2018/09/04 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト…

椰月美智子さんの「フリン」を読みました。~既婚者の恋を、それが日常の連続であることを自然に描いた連作集

椰月美智子さんの「フリン」を読みました。 フリン (角川文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2013/02/21 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 高校生の真奈美は、カレと入ったラブホテルで、自分の父親が同じマンションに住むOLの葵さんと一緒に歩いているのを目…

椰月美智子さんの「消えてなくなっても」を読みました。~社会からドロップアウトした2人が不思議な治療院で癒される話、と思いきや……清らかな癒しの小説。

椰月美智子さんの「消えてなくなっても」を読みました。 消えてなくなっても (角川文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2017/05/25 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる…

椰月美智子さんの「美人のつくりかた」を読みました。~たかが見た目、されど見た目。見た目をモチーフにした、4人の女性たちの日常の・人生の一コマをきりとったオムニバス。

椰月美智子さんの「美人のつくりかた」を読みました。 美人のつくり方 (PHP文芸文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2020/07/08 メディア: 文庫 内容・あらすじ 「見た目」が変われば人生が劇的に変わる?本当に似合う色、服、髪型、メイク、アクセサリーなどを提…

椰月美智子さんの「どんまい!」を読みました。~等身大のちょっと情けないところもある主人公たちに、ごく自然に共感できるオムニバス。

椰月美智子さんの「どんまい!」を読みました。 どんまいっ! (幻冬舎文庫) 作者:椰月美智子 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 青春―。それは人生のなかで最も輝かしく希望に満ちた頃。でもキラキラしていなくったって青春なのだ!ラク…

【kindle unlimited】村上和己さん著、中山 祐次郎さん監修の「二人に一人がガンになる」を読みました。~癌は風邪よりも治療のガイドラインが明確な病気

村上和己さん著、中山 祐次郎さん監修の「二人に一人がガンになる」を読みました。 二人に一人がガンになる ~知っておきたい正しい知識と最新治療~ (マイナビ新書) 作者:村上 和巳 発売日: 2019/10/28 メディア: 新書 概要 ガンにかかってあわてないために…

椰月美智子さんの「明日の食卓」を読みました。~子育てのリアルに共感し、虐待はどの家庭でも起こり得ると感じる作品。ラストにドキっとさせられます。

椰月美智子さんの「明日の食卓」を読みました。 明日の食卓 (角川文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2019/02/23 メディア: 文庫 内容・あらすじ 静岡在住、専業主婦の石橋あすみ。神奈川在住、フリーライターの石橋留美子。大阪在住、シングルマザーの石橋加奈…

林民夫さんの「糸」を読みました。~中島みゆきさんの「糸」の小説。平成の時代をすれ違いながら生きる赤い糸で結ばれた2人のお話。

林民夫さんの「糸」を読みました。 糸 (幻冬舎文庫) 作者:林民夫 発売日: 2020/02/19 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 北海道で生まれ育った高橋漣は、花火大会で出会った園田葵に一目惚れ。彼女が義父から虐待されていることを知るが、まだ中学生の漣に…

マーク・フォースターさんの「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則」を読みました。~今日のto do リストが今日終わらず毎日先送りしている人に効く本。

マーク・フォースターさんの「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版」を読みました。 仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版 作者:マーク・フォースター 発売日: 2016/10/22 メディア: Kindle版 概要 「仕事は明日! 」でうまくいく心…

椰月美智子さんの「伶也と」を読みました。~芸能人に惚れたことのある人はみな直子になり得る。ロックバンドのボーカルにすべてをささげた女性のお話。

椰月美智子さんの「伶也と」を読みました。 伶也と (文春文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2017/12/05 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 二人が迎えた結末は、1ページ目で明かされる。恋愛を超えた、究極の感情を描く問題作! 理系の大学院を出、メーカーで…

椰月美智子さんの「ダリアの笑顔」を読みました。~どこにでもいそうな、ただひとつの家族の日常をつづるオムニバス。

椰月美智子さんの「ダリアの笑顔」を読みました。 ダリアの笑顔 (光文社文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2012/11/13 メディア: 文庫 内容・あらすじ 「綿貫さんち」は四人家族。「明るく笑うもう一人の自分」を空想する長女・真美。主婦業と仕事をこなしなが…

椰月美智子さんの「しずかな日々」を読みました。~ぼくは転校しない。そう決めた少年がおじいちゃんと友達と過ごした、確かな夏。

椰月美智子さんの「しずかな日々」を読みました。 しずかな日々 (講談社文庫) 作者:椰月美智子 発売日: 2015/10/16 メディア: Kindle版 内容・あらすじ おじいさんの家で過ごした日々。それは、ぼくにとって唯一無二の帰る場所だ。ぼくは時おり、あの頃のこ…

椰月美智子さんの「かっこうの親 もずの子ども」を読みました。~母でなければ書けない小説。ありそうな日常と、尋常ではない愛。

椰月美智子さんの「かっこうの親 もずの子ども」をよみました。 かっこうの親 もずの子ども (実業之日本社文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2014/10/03 メディア: 文庫 内容・あらすじ 迷いも哀しみも、きっと奇跡に変わる――。幼児向け雑誌の編集部で働く統子…

椰月 美智子さんの「14歳の水平線」を読みました。~お父さんにだって、14歳の時があった。一期一会のひと夏の宝石感を思い返す作品。

椰月 美智子さんの「14歳の水平線」を読みました。 14歳の水平線 (双葉文庫) 作者:椰月 美智子 発売日: 2018/05/10 メディア: 文庫 内容・あらすじ 夏休み、征人は息子の加奈太を誘い、故郷の島にやってきた。征人はたちまち30年前の日々に引き戻され、加奈…

中山祐次郎さんの「逃げるな新人外科医」を読みました。~小説だからといってハッピーエンドにはならない。シビアな外科医の世界

中山祐次郎さんの「逃げるな新人外科医」を読みました。 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2 (幻冬舎文庫) 作者:中山祐次郎 発売日: 2020/04/02 メディア: Kindle版 概要 俺、こんなに下手クソなのにメスを握っている。命を託されている。 研修医・雨野の物…

中山祐次郎さんの「泣くな研修医」を読みました。~医師が書く、研修医のリアルな毎日。

中山祐次郎さんの「泣くな研修医」を読みました。 泣くな研修医 (幻冬舎文庫) 作者:中山祐次郎 発売日: 2020/04/02 メディア: Kindle版 内容・あらすじ なんでこんなに無力なんだ、俺。 雨野隆治は25歳、大学を卒業したばかりの研修医だ。新人医師の毎日は、…

【Kindle Unlimited】史夏ゆみさんの「イダジョ」を読みました。~普通のサラリーマン家庭に育った女の子が医学部に入り、大学を卒業するまで。

史夏ゆみさんの「イダジョ」を読みました。 イダジョ!医大女子 作者:史夏ゆみ 発売日: 2018/09/14 メディア: Kindle版 内容・あらすじ 「絶対、医者になってやる!」普通のサラリーマンの家庭に育ちながら、私立の医大に入学した安月美南。そこで出会う同級…

森絵都さんの「クラスメイツ」を読みました。~24人それぞれ目線に、気持ちに、行動に共感。 それぞれの目線からみるというのはこういうことなのかな、と思わせる小説。

森絵都さんの「クラスメイツ」を読みました。 クラスメイツ〈前期〉 (角川文庫) 作者:森 絵都 発売日: 2018/06/15 メディア: 文庫 クラスメイツ〈後期〉 (角川文庫) 作者:森 絵都 発売日: 2018/06/15 メディア: 文庫 内容・あらすじ ひとりひとりが打ち明け…

森絵都さんの「この女」を読みました。~釜ヶ崎で働く青年が、ある女性を主人公に小説をかく、小説。徐々に明らかになる、女性と青年の過去と人物像。

森絵都さんの「この女」を読みました。 この女 (文春文庫) 作者:森 絵都 発売日: 2014/06/10 メディア: 文庫 内容・あらすじ 甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人…

森絵都さんの「ラン」を読みました。~あの世の家族に会うために走る。世界一後ろ向きなランナー・環22歳の物語。

森絵都さんの「ラン」を読みました。 ラン (角川文庫) 作者:森 絵都 発売日: 2012/02/25 メディア: 文庫 内容・あらすじ 9年前、13歳の時に家族を事故で亡くした環は、ある日、仲良くなった自転車屋さんからもらったロードバイクに乗ったまま、異世界に紛れ…

森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読みました。~お父さんの死からはじまる、お父さんの半生めぐり。

森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読みました。 いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5) 作者:森 絵都 発売日: 2008/04/25 メディア: 文庫 内容・あらすじ 厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた柏原野々。その父も亡くなり、四…

森絵都さんの「宇宙のみなしご」を読みました。~うらやましいくらい仲の良い兄弟を中心に、屋根に登る遊びで広がった絆。

森絵都さんの「宇宙のみなしご」を読みました。 宇宙のみなしご (角川文庫) 作者:森 絵都 発売日: 2010/06/25 メディア: 文庫 内容・あらすじ 中学2年生の陽子と1つ歳下の弟リン。両親が仕事で忙しく、いつも2人で自己流の遊びを生み出してきた。新しく見つ…

【Kindle Unlimited】石弘之さんの「感染症の世界史」を読みました。~元々中国から次の感染症が発生することが懸念されていた@2014年

【Kindle Unlimited】石弘之さんの「感染症の世界史」を読みました。 感染症の世界史 (角川ソフィア文庫) 作者:石 弘之 発売日: 2018/01/25 メディア: Kindle版 概要 地上最強の地位に上り詰めた人類にとって、感染症の原因である微生物は、ほぼ唯一の天敵だ…

2020年6月に読んだ本まとめ

2020年6月は、16冊の本を読みました。 実用書・ノンフィクション あまりに有名な2冊を読みました。 シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング) 女帝 小池百合子 (文春e-book) シンニホンでは、これからの時代の人…